ベートーヴェンのささやき 〜ダイナミクスを“原典版”に添って解釈したコンサートを終えて〜
レッスン中、生徒さんに弾いてみせたときに
自分でも意外なほど、明確なメッセージのこもった
いい演奏になることがあります。
きっと、楽器を教えている多くの先生方が
経験していることだと思います。
それは、自分の演奏から何かしらのヒントや
灯台の光のようなものを
どうか少しでも受け取ってほしい…という
心からの思いからもたらされるもので
上手に弾こう、などという雑念が入りこむ余地がなく
ある意味“無心”で弾くことから起こるのだと思うのです。
それを考えるにつけ、、
弾き手だけでなく聴き手も、ともに
演奏をつくりあげているのだと思われてなりません。
、、
おうちコンサート 〜ルイジの伝言〜vol.2ベートーヴェンのささやきは、
他県からいらしてくださった先生をふくめ
とても素晴らしいゲストに恵まれ、無事終演しました。
もう、なんというか…言葉がありません。
昔の自分の姿が、その時の感情とともに蘇って
こみ上げるものが抑えられなかった、と語ってくださる方。
それに「わたしも…」と共感してくださる方。。
皆さんの感情の揺らぎがベートーヴェンの音楽と共鳴し
それがわたしをとおして紡ぎだされたのだと感じます。
言葉にすると陳腐でしかありませんが
自分が弾いた、という感覚よりも
ゲストの皆さん、ベートーヴェン…みんなで奏でたような
不思議な感覚なのです。
お寄せいただいた嬉しいコメントを胸に
このシリーズをよりよいものにしていくべく
気持ちを新たに、次回に向けてまた励んでまいります。
いらしてくださった皆さま
応援してくださった皆さま
どうもありがとうございました🙏
