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エプロンお父さん

今日はお父さんのことについてお話します。

わたしのお父さんはかなりの苦労人です。
物心ついたときから貧乏で、着るものもなく
お金に困っていたと聞きました。

それでもお父さんの親ががんばって働いて
高校卒業したと聞きました。
反抗期はありながらも、
今もお父さんは親に感謝しています。

建築関係やトラックの運転手など
いろいろな職について働いていたそうです。

お父さんはお母さんと出逢い、姉が生まれ、わたしが生まれて家族ができました。

そこで、ちゃんとした職に就こう!と決意して
資格をとりながらコンクリート会社で働いています。
今では経理部長として、たくさんの人に頼られています。

そんな時にお母さんの病気が発覚しました。

お父さんは頭がまわらず、とてもとても不安な顔をしていました。
毎日不安な気持ちでいっぱいだったと思います。

一年半の闘病生活を経て、
お母さんは天国へ旅立ちました。

お父さんはものすごく落ち込んでいて、
なかなか立ち直れない日々を過ごしていました。

そんなお父さんの生きがいは
お母さんの形見のエプロンをつけて
家のことをすることです。
そのときのお父さんは生き生きしています。

お母さんが亡くなり、今年で七回忌です。

お父さんもすっかり立ち直り、
わたしとケンカしながら仲直りして楽しく過ごしています。

お父さんは物欲もなく友達もいなく
いつも家にいて何かしています。
人それぞれの生き方があるんだなと
お父さんの背中を見て学びました。

もうすぐ60歳になるエプロンお父さん。
いつまでも元気でいてもらいたいです。

エプロンお父さん、いつもありがとう。

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