老いを感じて嫌になったら #人生に効く昔話の処方箋
細胞ぷりっぷりの中高生に囲まれていると
否が応でも自分の「老い」を実感する。
ショーウィンドーに映る自分の老いた姿に
ぎょっとしたりもする。
かの有名な「浦島太郎」は、竜宮城で乙姫様からもらった玉手箱をあけて
あっという間にお爺さんになった。
子どもの頃からずっと「浦島太郎」の
乙姫って意地悪な女なのかなと思っていたけれど
40半ばを過ぎてやっと、それが愛ってやつだったのかもな、と感じている。
『アデライン、100年目の恋』という映画がある。
ある日突然、年を取れなくなった女性アデラインが、繰り返し愛する人達の老いと死を見送り続けた後
再び普通に年を取れるようになり、鏡の白髪を見つけて「完璧」とつぶやくハッピーエンドの物語だ。
今は、乙姫様も、アデラインだったのかな…などと考えている。
浦島太郎に、玉手箱をあげる時に乙姫が
「あなたの万年の命が入っています」と言っていたけれど
あれは「歳を取ることができる」というギフトだったんだな。
FaceAPPで自分の顔や夫の顔を老化させて
家族LINEに送りつけ、子ども達に突っ込み入れられながら
そんなことを考えた。
「老化」は、私やあなたがもらった「玉手箱」ギフト。
この皺、このシミ。
見るの嫌だけどね〜。
あなたも私も「完璧」です!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?