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ささやかな縁起物を仕込む  #しあわせ自家発電力をつける習慣

時計をふと見たら「5:55」だった

床に落とした紙テープが丸まってハートの形になった

湯呑みを覗いたら茶柱ならぬ茶の茎が立っていた

などのささやかな出来事を

縁起物として喜んで40年余ストックし続けている。

道端でもらったティッシュに七福神が書いてあった「ラッキー」

着ぐるみのウサギに手を振られた「ラッキー」などと

古来から伝わる縁起物も

勝手に縁起物と思い込んだものも

根拠なく幸運の兆しと嬉しく受け取る。

時計の数字がゾロ目で嬉しいと

風邪で一日中寝込んでも

何かしらいいことがある。

子どもの学校トラブルで

被害者として呼ばれた警察の取調べ室。

刑事ドラマみたいだなと見渡して

目に留まった時計が「5:55」だったから

あぁ、良い刑事さんに当たりそうだと思ったら

本当に素晴らしい刑事さんが担当になった。

そういうことがあると

ますます日々のささやかな

くだらない縁起物が増えていく。

今日も雑に盛った

雛祭りのちらし寿司のてっぺんに

いくらと卵が交互に重なった塔が出来て

勝手に

吉兆ということにした。



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