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学級崩壊はなぜ起こる?ツイッターで話題になった「4つの原因」を深掘りする

先日、こんなツイートをしました。

すると、たくさんの反応をいただきました。

Twitterの海に流れていってしまうには惜しい金言がたくさんあったので、noteにまとめます。


①学級崩壊は、担任の問題だ

崩壊経験者としては、正直ツライ言葉です…。

しかし、私は思うのですが、「担任の学級経営が悪い」のであって「担任の人間性が悪い」「先生に向いてないのに先生になったのが悪い」のではありません。

全体対応と個別対応の方法を学べば、学級経営力は上げられます。


②学級崩壊は、生徒・家庭に原因がある

「生徒のせい」「保護者のせい」というと自分の指導力を棚に上げているようで、気が引けるけど…

冷静に考えて、これも原因のひとつだと私は思います。

学級崩壊の根は深いです。


③学級崩壊の要因は、複合的だ

私個人としては、この意見に賛成です。

ひとつのことだけが原因って、考えにくい。

いろんな場面で、いろんな不満が各方面にたまっていって、耐えきれなくなったときに崩壊するんじゃないだろうか。


④学級崩壊は、ほかの問題のすり替え行動だ

公立小学校における学級崩壊の心理力動という論文をもとに、学級崩壊について考察した意見もありました。

この論文、何度も読み直したけど難しい…(なかッちさんの解説がわかりやすい。感謝!)。


例えば、子どもの中に次のような悩みがあるとする。

・あの生徒は先生にひいきされていてずるい

・自分のことをみてほしい

・勉強がわからない

・友達関係がうまくいっていない

・家族に対する怒り

など。


でも、子どもにとって、これらの悩みはカンタンに解決することはできない問題だとしたら…(解決法がわからない・解決する行動力がない・解決が難しいなどの理由で)。


子どもは手っ取り早く行動に移せる

学級への不満を言う

・担任への不満を言う

・授業を妨害する

・学校のきまりに反する行動を取る

という行動にでるのでは、ということです。

学級崩壊に関して、この考え方は初めて聞いた。


学級崩壊しないために大切なこと①小さな違和感を見過ごさない

学級崩壊しないために大切なことを、一連のツイートをふまえて、まとめます。

これは、私個人の考えです。


学級崩壊は突然起こるものではありません。

じわりじわりと、音を立てずに近づいてきます。

「あれ、なんかおかしい」といった小さな違和感を感じること、その芽を摘んでおくことが、先生には必要です。


学級崩壊しないために大切なこと②ルールの徹底

良いものはいい、ダメなものはダメということ。

その基準がぶれないことが先生には大事だと思います。


学級崩壊を防ぐためにできること

わたしが学級担任をすることになったら、どんな予防策をとるか?

それは学級経営に「Q-U」を活用するということです。

Q-Uについての解説はこちら→早稲田大学 河村茂雄 研究室


QUの良いところは2つ。

子どものアンケートをもとに、学級の状態を分析できる

・学級の状態から、自分の指導の弱点と対応策がわかる



「Q-Uってなに?」って人のために、本紹介しておきます。

Q-Uの全体像が分かります↓


4月、担任になる人に読んでほしい↓


わたしはゆるみの見られる学級になりがち↓


管理型の先生は、かたさの見られる学級になりがち↓


Q-Uについての解説はこちら→早稲田大学 河村茂雄 研究室

Q-Uについては、また今度詳しく書きますね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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