新世界

新世界(2/100)

年間100冊の読破する2冊目。

この本を通して、自分が行動を変えようと思ったのは「人に対しての信用」を積み重ねるということ。筆者の西野さんは「貨幣経済→信用経済」となる貯信時代と言っておりました。

相手の信用を積み重ねるということはいつも時代でも大事なことだけど、「クラウドファンディング」などのお金の集め方はこれからの時代を生きる上で、これまでとは違うお金を集める仕組みとして、拡がっていくのは間違いないと思う。

具体的には「ホームレス小谷さん」の事例が出ていた。日給50円で全国各地を飛び回っていた。「何でも屋さん」として、できること精一杯行い、50円以上の価値を提供する。読んでくれた相手と食事も一緒に食べ、信用を積み重ねる。

そんな小谷さんが結婚式の費用をクラウドファンディングで集めるというと、見事達成したという話。

西野さんは分かりやすい4象限で小谷さんの立ち位置を説明してくれていた。

簡単に説明すると、これまでは認知度が高いところに一気にいけるかどうかで成功するかどうかが決まっていたが、これからは認知度が低くても、信用という価値を積み重ねることで、成功(活躍)していけることを教えてくれた。

また、私自身オンラインサロンに関しても非常に関心を持った。

モノ消費からコト体験へ。何かモノを提供して、お金を払うというモデルから、一緒に何かを体験する、創り上げるという経験に対して、お金を払うというモデルが成り立つことを実証しているモデルだ。

ここでもやはり、認知度(有名かどうか)は重要ではなく、良質なコンテンツを提供し続けて(信用の積み重ね)、この場にいることが心地よいと思わせるための工夫が大事だ。

西野さんは、ビジネスの視点も忘れることはない。

金銭的な失敗を「リスク」と捉えて、挑戦しないではなく、その失敗だって、捉え方を変えれば他の人のために失敗してあげたのだから、失敗事例として売れば良いという考え方をしていた。

もちろん全力で取り組んだ場合に限るが、それをカタチにすることで価値付けをすることも忘れない。そのような発想がリスクを価値へ変換する。

西野さんは本の「終わりに」、【言い訳と縁をきろう】とというメッセージを残しています。これからは、何もしないことがリスクだと。時代は大きく変化する。変化に流されてしまうのは、自分に力がないからだ。ただ、不平・不満を言っているだけの人は一層これからの時代を生きていく上で取り残されていく。一歩前に出てみよう。挑戦しよう。それが失敗に終わるかもしれない。でも、挑戦したこと、失敗したことを経験としていけば良い。

私の大好きな言葉がある。「自分で選択した道を自分で正解にしていけばよい」。やらない後悔が1番あとで振り返ったときにやるせない気持ちになる。

私も、みんなも一歩踏み出そう。その小さな一歩がいつの日か、大きな一歩であったと変わることを信じて。