天に召され

プチ終末を考える

ここ最近は新型肺炎のコロナウィルス情報でニュースは持ち切り。イベント中止や小中高学校が臨時休校する事になり「マジなんだな」って感じが強烈に感じられるようになりました。

欲しいと思っているマスクや消毒液がどの店からもなくなり、より一層不安をあおられますが、逆に今までが便利で欲しいものが簡単にすぐに手に入る恵まれた環境だったんだなと気付く事ができます。そしてそれに甘んじて忘れていた「無いなら作ればいいじゃない」という本来の発想を呼び起こしてくれました。

マイナスと思われる事もプラスなところもあると思うのです。

しかし、不安は不安です。備蓄を整えたところで不安です。なんで不安なんだろうと考えると、やはり究極は死んでしまうかも知れないからです。やり残した事あるし死にたくない!!

でもいつかは死ぬのです。当然の事ですが、お金持ちでも美人でも誰でも平等に死にます。いつ死ぬかも誰にもわからないのです。

じゃあ明日明後日死ぬとしたらやり残した事ってなんだろう?

当たり前のように生きてきたせいで改めて自分の命には終わりがあると、考えながら生きる事をあまりしてきませんでした。そして終わりに向かって生きる事を考えると、割と楽しいのだなと気が付きました。これってプチ終活だと思うのです。

あと少しで命が尽きると仮定し、考えてやってみる事にしました。

~私の場合~
あの世にお金は持っていけません。
私は大切に大切に貯金してきたお金をある程度使うことにしました。この「ある程度」というところがプチ終活の「プチ」部分なのです。本当に最後ではありませんし、墓石もまだ買いません。

それで私が買ったもの、

・ギターの雑貨(カポ・ピック)
・すごくおいしい日本酒、イカゲソ

明日でこの世が終わる、となったら酒をかっ食らってイカゲソくわえながらギター弾いて寝るのが私にとって最高です。なぜ今までこれを買わなかったかというと、現在私は母乳育児中でお酒が飲めないからです。最後の日ぐらいは母乳やめて酒浸りになりたい!!

少し最後の日が楽しみになりました。

その次に買ったもの、

・親友へのちょっと奮発したプレゼント

やっぱり今までお世話になった人たちに恩返ししたい。些細な事しかできないけど自分の納得のできる形ぐらいには感謝の気持ちを届けたいなと思いました。これがまたいい気持ちになります。自己満でも今あげたいものを送りつけました。

次に買ったもの、

・音楽編集ソフト

これは、これにこんなお金使っていいのかなーなんて思って迷ってたもの。あと1カ月長く生きられるのであれば、少しでもいいからこれで遊びたい!死ぬ前にやらせて!と思うので。買いました!自分に奮発!嬉しすぎてヤバイ!!

(*´▽`*)ぷはー

と、やってみると意外と無理のない程度にどれもこれもできるものだなーと思っています。そして何より気持ちいい。

そうして考えてみると、「今買い占められて欠品で手が入らない!」っとあおられても「それ本当に欲しいものじゃない」って思います。それが手に入れば安心できそうな気がしますが、そんなことはないと思うし工夫すればなんだって代用できます。

今のこの状況だからこそ、考えられる事もあるし、やれる事も楽しめる事もあると思うのです。

もちろん、だからって全裸で「ウィルス来るなら来い!」っと叫びながら街を走るとか自暴自棄にならないで欲しいですし、自分が納得のいくまでの備えや予防はした方がいいと思います。大変なものは大変なのでその対応をしていく事はいいと思います。

私も育児があるのでギターをのんきに弾いてる時間なんてほとんどないです。でも買って良かったし、心が喜んでいます。こんな時だからこそ「生きるけどいつ死んでもいいようにする」を考えて今までの心残りを回収する機会にするのも楽しいと思いました。

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