シェア
あげまんじう
2016年3月31日 13:43
閑静な住宅街の一角にその街には似合わない大きな一軒家があった。1階建てなのにただただ広い。クリーム色の壁に赤い屋根。窓は小さいのが各壁に1つか2つしかなかった。夕方になると薄らと明かりがついているのが見えるが、日が落ちる前に消えてしまう。ご近所付き合いもなく、誰が住んでいるかもわからない。誰も近づかなかった。そんな建物をヒネクレ者の記者の男は気になっていた。全く得ダネを見つけることもで