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クリス松ツリー

クリスマスツリーを12/24に出すという絵本をみて、「そりゃいいわ」と、のんびり静かに過ごしたアドベント。

アドベントのリースをイチイの木の枝でつくって、手作りの蜜蝋ろうそくを購入させてもらって、4本のろうそくを、いっしょうけんめい立てて。
燭台なんてないので、はじめは針金で固定しようとしたけど全然とまらず、穴を開けてみたら色々した挙句、結局、蜜蝋ろうそくをねんど遊び用の蜜蝋で固定した。

毎朝、ろうそくをともして、小さな詩を読んで、アドベントカレンダーをあけてもらう。

去年はアドベントカレンダーのいれものが出来上がったのが12月1日で、自転車操業で毎日ちいさなプレゼントを夜中に手作りする忙しい日々だった。

今年は、くるみのアドベントカレンダーをつくるワークショップに参加したので、11月には準備が整っていて。去年のカレンダーにも、それぞれ小さなカードを描いていれた。

毎朝、「カレンダー開けようー!」と3歳の長女が楽しみにしてくれていることがとても嬉しかった。

次女は一歳半で、ときどき開けたり、お姉ちゃんにとられたり。
はじめのころは火のついたろうそくを、すぐに吹き消したそうにしてたけど、日が経つにつれて、「これはお母さんが消してくれるものなんだ」と分かってきてくれたのか、静かに待っている。

家の前に何年か前に生えてきたらしい、小さい松が、窓からも玄関からも見える、ちょうどいい場所にあるので、去年のクリスマスは電飾だけ飾ってみた。
松のクリスマスツリーなので、クリス松ツリー。

今年は20日も過ぎた頃にクッキーを焼いて飾ってみたり、
隣町のりんご農園で売っている、おいしい小さいリンゴを飾ってみたり。
クッキーとリンゴは鳥が食べるのかな、と思っていたけど、鳥はもっぱら、えらく豊作だった柿の木2本のほうに夢中のようで、食べられる飾りはみんな無事だった。

長女(3)が「りんご食べたい!クッキー食べたい!」とみるたびにいうので、「25日まで無事だったら食べてみよう」ということにした。

クリスマス当日、シャリシャリの、そこそこおいしいリンゴアイスができていた。

鳥たちは柿に夢中というよりは、娘に譲ってくれていたのかもしれない。

クリスマスイブの日は、朝からお菓子をつくって、昼のラーメンつくって、(笑)お菓子作って、晩御飯つくって、とずっと食べ物を作っていた。

まえからやってみたかった人形劇で、キリスト生誕のようすをやってみた。
観客は娘二人と夫。
笑いに逃げたかったけど、大真面目にやり通した。

思うに、わたしは儀式が結構好きだ。
儀式のなかにいるのも嫌いじゃないし、執り行うのはもっと好き。
そんな自分を発見した12月であった。

さて、クリスマス当日を迎え、
今年をふりかえってみると、
1歳半と3歳の年子ふたりの命を守る日々、
いやあ、よくがんばったわ、としみじみおもった。

そのときそのときのベストを尽くした。
休みたいときはしっかり休んだ。
できることは全部やった。

(もちろん、もう一度おなじような機会があったら、もっと素敵なやり方ができるなぁ、と思うことはたくさんあるし、そういう機会が今後訪れたら、その経験を活かしたい)

今年の初めからは想像もできなかったくらいの家の模様替えをやって、家の様相だけではなくて、家族との関係や自分の内面も、今年の初めとはすっかり変わった。

ほんとに、おつかれ、わたし。
よくやったよ。
ゆっくりしてね。

あ、もし、楽しく作れるなら、おせちも作ろう。


#今年のふり返り


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