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ちゃーぽんの壮絶な半生【我が家に来るまで-2】

さてちゃーぽんが動物一家の一員となり
幸せ円満に生活が始まったかと思いきや。


ちゃーぽんの次にやってきた動物

それが犬、ミニチュアシュナウザーの”きなこ”だった

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前回も書いたように
この家で動物が増えることは一大事でもなく
動物を受け入れる時に家族会議がなされるような家庭ではなかった


実はこのきなこさんが実家に来たことを知らされなかった私


久々に帰るとモフモフの子犬が尻尾を降って迎えに来た


ちゃーぽんが実家に来て2年後のことだった


実家にはあたしが物心ついた頃から雑種の犬が1匹いて
その後あたしが小学生にあがったくらいにもう1匹増えた
2匹とも外で飼われていて両方とも老衰で亡くなった


それ以来の犬で、当時母親と妹は犬が飼いたくて仕方なかったのだそう

次に動物を飼ったら「きなこ」にする!とあたしが言ってたのに
あっさりとその名をパクられ、いかにも”私たちが考えた!”
とばかり名付け親だと豪語された


さてちゃーぽんはというと
当時実家の猫たちは外に出て自由な生活を送っていた

裏が山ということもあり
”THE 田舎の猫”
という生活をそれぞれが悠々自適に暮らしていた

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ちゃーぽんも犬のきなこがやって来る前から
外に出るようになっていた

が、しかし彼女は極度の猫見知り。
お姉様猫ちゃんと馴染むにも時間がかかったのに
見たこともない自分より大きくてハァハァ言いながら近付いてくる犬が
怖くて仕方なかったんだと思う

その頃からあまり家でゆっくりすることが少なくなってきたらしい

1日のほとんどを外で暮らすようになったと聞いている

(あたしはこの頃実家にいなかったので知らない)


そんなある日ちゃーぽんの様子がおかしい
嘔吐を繰り返し食べることも飲むこともしなくなった

病院に連れていくと、どうやら農薬を蒔いた後の草を舐めたのではないかという

今では考えられないけど、我が家がいかに無法地帯だったのか。。。

一時期はどうなることかと思ったが
彼女はまさかの復活を遂げた


生命力の強者である


預かった当時は身体も一番弱くて小さな子猫だったのに


彼女は生かされている


続く・・・