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おぼんろのすすめ。

どうも、水無月です!!!!

このnoteまじで完全に私の趣味全開なので、ジャンル()みたいになってますがゆるして笑

と、いうことで今回は私の大好きな「劇団おぼんろ」を紹介いたします!!!!!!!!!!!(ぱふぱふ)

と、いうのも8月12日~17日までおぼんろ第19回本公演

「瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった」

が開幕するから!!!!!!!!!!!!!

いやもう久々のおぼんろすぎて、うれしいしかないのですよ!!!!!!!!

初おぼんろの方もいるかと思うので色々紹介していけたらなぁという心持ちのもと、あわよくばこの記事を読んでおぼんろに興味持ってもらえたらうれしいなぁという...(下心)とともにお送りします笑

◆おぼんろとは

主宰である末原氏が路上芝居していたこともあり、通常の舞台とはちょっと観劇スタイルがちがっています。

◎キャストのことは「語り部」、観客のことは「参加者」と呼ぶ。

おぼんろの物語は想像力をフルにつかって楽しむ物語です。
想像して楽しんだ物語はあなたの物語。

きっと人それぞれの感じ方や見え方があるとおもいますが、その物語に「参加した」という、あなたが物語の一部なのです。

例えば、物語の中で虫になったり、時には壊れた人形になったり、あるいは見世物小屋の観客になったり。

いろんなことがおこりますが、それもすべておぼんろならではの感覚かとおいます。

◎舞台と客席の隔たりがない

一般的な舞台ではステージと客席はわかれているかとおもいますが、通常おぼんろは360度縦横無尽に物語が紡がれます。
時には真横、真後ろ、真上で物語が紡がれたりもします。

語り部の息遣いや温度までもが伝わり、とにかくめちゃめちゃ迫力があります。もはや距離感みたいになるくらい近いです(語彙力)
こんなにも近くでお芝居を見ることはそうそうないとおもいます。

◎チケット料金システムが特殊

おぼんろには様々な料金システムがあります。
その中でもひときわ目につくのが

「いいね公演」

主宰の末原氏が路上芝居をしていた時に取り入れていた投げ銭の名残で、入場無料で物語に参加でき、終演後にいい値で投げ銭してもらいます。

舞台初心者の方などにもおススメしやすいかとおもいます。

◎劇場にこだわらずどんな場所でも物語を作っている

トップの画像と上のが画像は「キャガプシー」という物語のテントになります。葛西臨海公園に特設テントをたてて公演を行いました。

このテントの材料は参加者のいらなくなったものたちで作られております。

これ以外にも廃工場で公演をしたりなど、とにかくおぼんろはどこでも物語を紡ぎます。その世界感は唯一無二!!!!!!!

◎衣装、美術、音楽も最高!!!!

おぼんろの語り部は白塗り涙メイクが特徴。

その「物語」に寄り添う登場人物の衣装がちょーーーーー素敵なんです!!!!!!(大声)

もうほんとかわいいからみんなみて!!!!!!って感じ(語彙力)

そして、美術!!!!!!こちらもマジで素敵でしかない。

こちらのランプ。おぼんろの美術ではお馴染み「なつこランプ」と呼ばれております。おぼんろの美術担当、竹邊奈津子さんの名前からきており、語り部から参加者に広まった名称。

このランプがマジでおぼんろの世界にめちゃくちゃマッチしてて激エモなんですよ!!!!!!!

このランプをみつけて写真を撮ってしまう参加者です笑
こういうの探すのもめっちゃたのしい!!!!

そしてやってきました!!!!!!!!!

物語に欠かせない音楽!!!!!!

これはもうホントにすごいんです(語彙力)
毎回ほんとに全部素敵な音楽すぎて気づいたらサントラ買ってる...

この場面でこの音楽ながれてたなぁって物語を体感したあとも物語が近くにある感覚になってしまう...

この3点もぜひ、注目いただきたいポイントです!!!!!!!!

◆語り部紹介

ここからはおぼんろの語り部を紹介していきます!!!!
(※写真はビョードロ上映会の時のものです)

◎末原拓馬さん(写真左から2番目)

おぼんろ主宰でもあり、脚本も演出も出演もしております。
おぼんろでは末っ子。

末原作品は「大人の童話」とも呼ばれていたりしますが、個人的には沢山の「愛」の形の物語だとおもいます。

いつもは無邪気な人懐っこい笑顔をふりまいているけれど、いざ物語がはじまると別人になる。色々不思議な人。

だけど、たまにわんこに見える(個人的意見)

物語がはじまる前、主宰の語りで想像力の練習する時間。あの時間がすきだったりします。

◎さひがしジュンペイさん(写真の左から4番目)

おぼんろの長男。本公演はわりと悪役が多いかとおもいます。

でもその悪役にも人間らしさだったり、優しさだったり。
そういうのが見えるから悪役でも憎めない...(末原作品そういうところある)

渋い声がまじでいい声。

悪役をやりがちだけど舞台を降りたら優しいパパ。
主宰に隠れがちですが、結構天然だったりします笑

あと、ここだけの話。
お酒が弱くよく「カシオレ」飲んでたりする(小声)

ギャップも魅力的。

◎わかばやしめぐみさん(写真左から1番目)

おぼんろでは唯一の女性。
無垢な少女から老婆まで多彩な役をこなすパワフルな女優さん。

小柄なのにパワーがすごくて、ハスキーボイスがとっても魅力的。

そして、お歌が得意で本公演色々歌ってるイメージがあります。
個人的には「再演キャガプシー」のツミちゃんの子守歌が好き。

みんなの姉さんって感じだけど、おちゃめでかわいいのが個人的なツボです笑

◎高橋倫平さん(左から3番目)

おぼんろのムードメーカーで、本公演の時だけのレアキャラ!!!!
ポケモンで言ったらミュウみたいなくらいレアキャラのりんぺーさん笑

奇抜な役柄が多いけど、それもりんぺいさんの個性からきてるのだとおもってる。
そして、驚きの身体能力。おぼんろにはなくてはならない存在です!!

客入れのとき真っ先に声をかけてくれて、すごく安心感をくれます。

一番の良心なイメージが強い。

さてさて、語り部の紹介も終わったので第19回本公演についてちょっと触れていこうかとおもいます。

◆瓶詰めの海は寝室でリュズタンの夢をうたった

あらすじを見る限りではめちゃくちゃわくわくする感じ。
なんというか冒険譚って響きが好き。

「海」を題材にした「ハッピー」な物語にしたいということを主宰が話しておりました。

過去公演をみている参加者はおもいます。

おぼんろでハッピー...とは?

と、いうのもおぼんろの過去作ハッピーだった物語は「ルドベルの両翼」くらいかとおもわれます...(ゆーて一周まわってしんどいけど…)

おぼんろ本公演基本的にメリバが主流なもので...

なので、あの...

基本めちゃくちゃしんどいです(大声)

なので、とりあえず皆さんハンカチ必須で観劇するのをすすめいたします笑

末原作品ハッピーな物語でも恐らく泣いてしまうだろうなぁと予想しております。

主宰が子供たちと毎年岡山でお芝居をやっているのですが、その作品の中に『野良の方舟』という作品がありまして…

大人でも前にやった作品なんだけど。

この世界がまじで愛に溢れててしんどいんですよ(語彙力)

まぁなので、みんなハンカチは必須!!!(絶対あった方がいい)

そして、今回は通常のおぼんろスタイルとは違い、劇場で客席とステージにきちんと隔たりがあるというのもレア公演なのではとおもわれます。

このご時世ですし、いつものスタイルはリスクがあるのも参加者はわかっております。

逆にこれめっちゃレア公演じゃんという心持ちで、ある意味新しいおぼんろが見れるようでわくわくしてる笑

座席が指定なのもなんか新しい。
いつも桟敷で自由席だから椅子があるのおもしろいなぁって。

通常のおぼんろでは客入れも語り部がおこなう形になっておりますが、ビールみたいな名前やつが流行っていますので...

でもでも、絶対素敵な作品であることは約束されている世界。
主宰がつくる物語を信じてわくわくしておきます笑

そして忘れてはいけない。
客演の語り部がいるではないですか!!!!!!

こちらの方も紹介させてほしい。

◎塩崎こうせいさん

元X-QUESTのメンバーで色々な舞台でご活躍されている方です。

わたしが初めて塩崎さんを拝見した公演が主宰が企画した「Z℃」という団体がありまして、その公演をみたのが最初だったようにおもいます。

その前に劇団ホチキスの「値千金のキャバレー」でも主宰と共演されていたり。
最近だと「蝶の筆」なども印象に残っている方がいらっしゃるかなぁとおもいます。

今回キャスト発表されたとき「あ、やっぱり」っておもった笑
なんかメンバーが強すぎて、逆にもう安心感しかない。

個人的に塩崎さんのイメージはいろんな役をこなしてるイメージがあります。

キャバレーの時はかなり愉快な役をやっていらして、「Z℃」は即興芝居で見せるものだったけど、物語にスパイスが加わる感じというか。

蝶の筆は逆に素朴さも見えるきちんとしたイメージの役だったので、今回おぼんろと混ざることでどうなるのかとても楽しみだったりします。

と、いうことで色々紹介してきたわけですが、2年ぶりにおぼんろの世界に溺れることができるのがまず嬉しすぎるんです。

難しいご時世ではありますが、公演を開催してくれることほんとありがとうでしかない!!!!!!!!

そしてそして、

本公演前に過去作気になってるよというそこのあなた!!!!!!!!!!

そんなあなたに過去作のご案内(※回し者ではありません)
おぼんろ本公演の過去作もDVDがでております。
おぼんろの公式ホームページから購入可能ですのでよければお手にとってみてはいかがでしょうか。

ほかにも一部の作品が演劇動画サイト『観劇三昧』で視聴も可能ですのでよければそちらものぞいてみてください。

ここだけの話、観劇三昧まじでめっちゃお得なんですよ!!!!!

だって野口さん1枚で1ヶ月契約なので、今、おぼんろの過去作気になってるけど、DVD買うのはちょっと迷ってるとか、本公演でDVD買いたいって方いるかとおもうのです。

でも、おぼんろ作品の世界観本公演前に知りたいよ~って気になる方はぜひぜひとおもいます!!!!

ちなみに過去作全部見たら1ヶ月だけで充分な元がとれます笑

まじでお得!!!!

なにから見たらいいかわからない方に、こちらのおしながきツイートを参照いただけたらとおもいます。

前のもので更新していないものもあるのでそちらを今からご紹介します。

◆ビョードロ~月色の森で抱き寄せて~

※あらすじはおしながき参照。

こちら初演と再演がありまして、おぼんろ史上最高にしんどい物語といっても過言ではないと個人的におもっております。

両方見比べていただいて楽しんでもらってもいいかとおもいますが、個人的見解としては再演の方が救われる感が強いかなぁとおもいます。

再演と初演で登場人物の心の動き方やスタンスが違っていたりするのでおすすめ。

照明がめちゃくちゃに綺麗なのでそちらも注目いただき、末原作品の世界感にどっぷり溺れてぜひ、しんどくなってください(おい)

◆かげつみのツミ

こちらは幕間公演として作られた物語。

◎あらすじ
物語は人形の住む地下室。ドルグーミンのお話。
そこは持ち主のいない人形がいきつくところ。
人形たちは様々な理由でこの場所で過ごしております。
このドルグーミンにはジェシーという人形の女の子の幽霊がでると。
そんな噂がありました。
ジェシーに頼まれても、絶対になにもあげないようにと…

こちらは時間に余裕がある人向けの作品になります。
なぜかというと...

物語にルート分岐のある作品だから!!!!!!

どういうこと?と思われた方。
普通に???ってなりますよね。

今回の公演、かいじゅう、つみき、ぱずると3つのルートがあり、このルートできいたお話を自分でもちかえり最後にあつまってみんなで物語をきくとき、ラストの物語の見え方がかわります。

最初から最後まで通してみると1ルート3時間くらいの作品なので、こちらは時間に余裕がある方向けです。

ですが、めちゃくちゃ素敵な作品なのでおすすめしたい。

また、この作品に出てくる登場人物の盲目の人形師ツミは「キャガプシー」の登場人物でもあるので、こちらの作品と一緒に合わせて楽しんでいただくのもとてもおすすめです。

ということで、ここまで読んでいただいた方ありがとうございました。

少しでも気になった方、よかったらおぼんろ本公演へ足を運んでみてほしい。

座席が50%でのご案内とのことなので思い立ったら吉日ということでチケット予約してもらえたらとおもいます。

キンキラキンのラブ受け取りにいってみてください。

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