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ぶれない・折れない

お正月休みや金比羅例大祭が昨日のことのように思うぐらい、あっという間に時間が過ぎていました。
本当に早いです。
結局、noteも三日坊主になりつつあります…..

先日、ベガルタチアリーダーズの体験説明会を行ったばかりなのに、なんと、もう明日にはホーム開幕です。
どんな時にもクラブに寄り添い、ロールモデルとして地域社会に貢献できる人材育成を目指したいと思います。

昨シーズンからはトライアウトという形ではなく、強い気持ちさえあればベガチアの活動に参加ができるという形態に変えました。

全米ではチアリーダーは憧れの存在で、誰しもがなれる訳ではなりません。
日本の各プロスポーツチアなども、多数の応募者の中から選ばれた人材が活躍しているというチームがほとんどだと思います。
指導する側も、活動する側も、同じレベルのスキルをもった人材が集まっている方が引っ張って行きやすいと思うし、その方が、切磋琢磨しあって、より高見を目指していけるとは思います。

私たちが、あえてそのシステムを辞めた理由は、ただ一つ。
「個性と可能性を信じたい」から。

これは、プロデュースチームにとっても、チャレンジです。
指導する側も時代の流れに応じて、指導法や演出スキルなどを更新していかなくてはいけないと思います。IT化が進んでいること、震災やウイルス問題による色々な制限があること、ダイバーシティ、SDGsなどなど、ここには書き切れない程、目まぐるしく時代が変わっていく中で、私たち指導者のバッググランド=見てきたりやってきた世界観だけを大切にするのは違うのかな?と思うし、何より、情報が多すぎたり便利になりすぎたりしているけれど、だからこそ、根っこの部分を大切にすべきと思いました。

24年前に、私が東北で活動を始めた時には、まだ少なかったけれど、今では多くの文化があって、その分だけ選択肢がある。YouTubeでもSNSでも、色々な世界に触れることができるし、夢を実現させようと思ったら、すぐに一歩踏み出すことができる。媒体は無限。

今、私が次世代と関わる上で、何を大切にすべきかと考えたら、実はとてもシンプルなことで、1人1人が日々の生活から感じ得たことや、本来持っている魅力を引き出して、その才能を地域のために活用してもらうことなんだという結論に達しました。

今までは、“先生”として、「こうじゃなきゃいけない」「こうしなきゃいけんない」「こうあるべき」ってスタンスで関わってくることが多かったので、きっと、私の心の変容には、スタッフも、教え子達もびっくりしているかもしれません。

震災で大切な命や故郷を亡くした人たちとの時間。
両親の死やコロナ問題で、心がボロボロになったり、
今、こうして地元で家業に勤しむ中で、色々な気づきがありました。
日々、来店されるお客様や友人達から学ばせて頂いています。

震災から10年という節目の年。
世界中がコロナ禍で苦しみ、人と人とが交わることが制限され、声も出せず、マスクで顔が隠れている日々の何とも言えない不穏な雰囲気は、10年前の重なる感じがしました。

当たり前に感じる日常は当たり前なことではないし、これから先も、何がどうなるかなんてわかりません。でも、今日も明日もやってくる。

世界中から東北に沢山の支援があり、復興に向けて乗り越えてきた私達は、次のフェーズへ。

当時、また幼かった子達が、頑張る大人達の姿を見て成長し、何かしら感じ取って、「故郷のために貢献したい」と一歩踏み出す勇気に繋がった子達もいます。だからこそ、その可能性を信じて、後押しをするのが大人の務め。

私は〝チア(応援)を通じたひとづくり&まちづくり〟をテーマとして長く活動していますが、私たちの祖先を含めて、今の時代を築いてくださった先人達を敬い、感謝し、与えられた命を存分に楽しむことを幹としています。

この信念はずっとぶれることがなく、迷走することが多々あっても、この信念のお陰で心折れることなく、前に進むことができています。

研修の様子(デビュー前なのであえて漫画風) 
コミュニケーション編
プレゼン編
チームビルディング編

私達がきっかけとなって、新しい道を歩き始めたチアリーダー達との出会いは、私にとって、最高のギフト。

いよいよ、明日2/20はホーム開幕戦。
1●名のベガルタチアリーダーズがピッチに立ちます。
彼女たちの可能性を信頼して、成長を楽しみたいと思います。
一年を通して、少しでもクラブと地域社会に貢献できるよう、一致団結して活動していきますので、見守ってください。


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