詩「小脳回転体:Me」
かん
かんらんしゃが
空を割り
海ばかり がゆれる
カモメ LED 生爪が光る
ここは 恋人の街
足元だけに注意を向けて
空に首根っこを掴まれた
海ばか りがゆれる
船雲 細麺 足音と環
わ
わ
わ
ここは仮死人がランプに舞う
愛しく 濃い
翼
散りすぎたものたち
マフラーに絡まり落ちる
こ こは恋人の街
レン レン
連歌が小火を起こす
眼しか 動いてないよ
カフェオレの中身たちと一緒に
わたしは止まっている
止まる運動
としての
ここはやはり恋人の街
恋人たちの街
恋人たち(たち)の 街に宿る
発光する小胞たち
世界は夕方からはじまった
今日まで書いた詩だよ。
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