推しの活躍を願うオタクの不安






先日、日向坂46の冠番組『日向坂で会いましょう』で2ndアルバムの表題曲のフォーメーションが発表された。フォーメーション発表は新曲を出す際の恒例行事で、ワクワクしつつも怖いもの。私は年々楽しみよりも恐怖や不安の方が増している。



私は森本茉莉ちゃんのオタクをしている。元々は別のメンバーを推していたが、色々あって()今年の3月に森本茉莉ちゃん推しに転生した。弱オタなので沢山お金を掛けることは出来ていないが、微力ながらでも貢献したい!と定期的に熱を放出している。


そんな私にとって、今回のフォーメーション発表は怖くて怖くて仕方がなかった。なぜかというと、4期生が表題曲に参加し選抜制度になることを信じて疑っていなかったからだ。



昨年9月に4期生が加入し、現在グループの人数は32人。3年前に発売された1stアルバムから去年発売された7thシングルまでは22人の全員選抜で、22人体制が2年以上続いた。


そもそも日向坂46は1stシングルから今に至るまで全員選抜で、メンバー全員を表題曲で見れる、メンバー全員を歌番組で見れるというオタクにとっては有難い環境が続いている。しかし4期生が加入したことによって、近い将来選抜制度が導入されることが予想できる状況になった。


私は現在開催中のライブツアー「Happy Train Tour 2023」の初日である大阪城ホール公演に参戦した。人生で初めてアリーナAブロックを引き、推しを肉眼で長時間観ることができた。紛うことなき神席であった。


そこで私が予想していた以上に4期の曲披露が多く、卒業メンバーや休養中のメンバーのポジションに4期が入ることもあり、「次の新曲で4期が表題曲に参加するんだろうな……」と感じた。


さらに2ndアルバムのフォーメーションが発表される1週間前に、櫻坂46の7thシングルのフォーメーション発表があった。そこで今年1月に加入した3期生が初めて表題曲に合流し選抜制度が導入された。日向坂4期より後に加入した櫻坂3期が表題曲に合流したということは、日向坂も選抜制度になるのだろうと思った。


しかし、蓋を開けてみれば今回も1期から3期の全員選抜。正直な話をすると、4期の一部が苦手な身にとっては凄く嬉しかった(4期箱推しの方はごめんなさい🙇🏻‍♀️)。


推しの森本茉莉ちゃんは3列目上手の端。加入からずっと表題曲では3列目なのだが、今回初めて端を担当することになった。3列目端はパフォーマンス力が高いメンバーが務めるイメージのあるポジションで、前にいくことはできなかったものの、推しが重要なポジションに選ばれたのはとても嬉しかった。


そしてセンターはキャプテンの佐々木久美さん。仮に1期から3期の全員選抜だとしたら、センターは佐々木美玲ちゃんか小坂菜緒ちゃんだと予想していたので全くの予想外だった。今回のフォーメーションを見た時、キャプテンがセンターということもあって、これまでの1期から3期の全員選抜の締めくくりを強く感じた。確実に11thシングルから選抜制度が導入されるだろうと確信した。推しが選抜に入るには、入れないとしてもアンダーセンターになるには、今回の2ndアルバムが勝負なのだ。


では、推しのためにオタクは何ができるのか。



フォーメーションが決まるうえで重要になるのがミーグリの売上である。オンラインでメンバーと会話ができる「オンラインミート&グリート」というイベントが、新曲が発売される度に開催される。1日6部×6日間のスケジュールで、一回の申し込みで1人15種類まで、1種あたり3枚まで(最大45枚まで) 応募できる。第1次受付、第2次受付……と、基本的に毎週受付が行われるのだが、どれだけ完売の部を出せるか、どれだけ早く全ての部を完売できるかが次のフォーメーションを左右する。


純粋に推しといっぱい話したい!と思って応募するオタクも沢山いるが、推しがフォーメーションで良いポジションをもらって欲しい!という思いを込めて応募するオタクもいる。私もその一人だ。推しの活躍を見るには数字で貢献するのが一番の手である。


今回の2ndアルバムは1日6部×3日間で、1枚につき2回分話すことができる。私は恐ろしい程に金欠なので第1次受付は3枚だけ応募し、3枚とも当選した🎉


こんな弱オタがミーグリの完売速度を気にするのはおこがましい話だが、ミーグリはフォーメーションが決まるうえでそれだけ大切な指標なのである。



私は坂道グループに関しては日向坂46しかしっかり追いかけたことがないため、選抜制度を経験したことがない。私にとって選抜制度は未知のものなのである。勿論推しが選抜に入ったら嬉しいが、選抜常連だけど毎回3列目なのと、選抜に入るのはまばらだがアンダーの場合はいつも2列目以上でアンダーセンターも経験するのと、どちらが私にとって嬉しいのかまだ分からない。


全員選抜の今、推しが数秒でも音楽番組でソロで抜かれるのを見ると嬉しくなる。推しはずっと3列目なので、フロントメンバーに比べると当たり前に映る秒数が短い。全くソロで抜かれない時もある。


ただ、選抜から落ちると基本的に歌番組には出られない。「ソロで抜かれた!かわいい!」と喜ぶこともできない。選抜の3列目でなかなか映る機会がないにしても、音楽番組に出ているところを見れるから良い!と思うかもしれない。とは言え、選抜に入れなくてもアンダーセンターに選ばれたらそっちの方が何倍も嬉しい。音楽番組に出られなくてもセンターに立つ推しをMVやライブで見れるなんてこの上ない幸せだと思う。


きっと推しが必ず選抜に入るくらい人気であればこんな悩みは抱えないだろうが、私の推しはそうはいかない。



推しは2020年に加入した3期生。ほとんど卒業メンバーがいない状況で加入したので、卒業メンバーのオタクが推し始める循環があまり期待されなかった。さらに加入して早々コロナ禍になったため、新加入メンバーが入る度に行われる「お見立て会」や「おもてなし会」がなかった。そのため知ってもらえる機会が例年に比べ少なかった。


去年から推しは『日向坂で会いましょう』で目立ち始め、徐々にミーグリの完売速度が上がっている。しかし推しより早く完売するメンバーが多く、運営序列が高いメンバーだとも感じられないので、選抜に入るとしても3回に1回程度なのかなと予想している。それよりも選抜に入れないかもしれないが……


今年4月に発売された9thシングルのフォーメーションが発表された後、有料のメッセージアプリで、「このポジションにいきたいという明確な目標はないけど、ファンの皆さんの目指す場所があるならば期待に応えられるように頑張りたい」という旨のメッセージが推しから送られてきた。


推しが幸せに充実した活動が出来ること、それを見れることが一番の目標であるが、いつか今よりも目立つポジションにいる推しが見たいという気持ちもある。表題曲でセンターが出来なくても、アンダーでセンターに立つ推しが見たい。そのために私も1オタクとしてやれることはやりたい。


そもそも2ndアルバムはまだ発売されていないし表題曲がどんな曲なのかも分からないので、いつ出るか分からない11thシングルの心配をするのは気が早い。だけどもオタクは常に未来のことを考えて一喜一憂する生き物だ。心配なものは心配なのだ。


だがしかし、今は2ndアルバムの表題曲はどんな曲なのか、どんなMVなのか楽しみである。初めて3列目端に立つ推しもとても楽しみだ。事ある毎にあれやこれやと考えてしまう情緒不安定オタクは、深夜にこれをなぐり書いている。そんなこと考える暇があるなら早く寝て明日に備えなさい!なんだが、これが考え出すと寝られないオタクの実態だ。



まあ要は、推しちゃん大好き!素敵な思い出作ろうね!ってこと!(急なテンション変化)
今ある一つひとつを大切にオタクをしていきたい。




追記(10/26)

茉莉ちゃんミーグリ3次全完売おめでとう!!!

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