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自分が焼いたお菓子を売るには


保健所からもらう
「菓子製造許可」
必要
問題

菓子製造許可のある施設を作ること。
これをどうやって解決するのか。

まず大前提に
すべての常識を無視して
自分のやりたいことは

自宅でお菓子を焼いて
その場で売る

自由にできるお金は少ないし、
失敗して家族の生活を
壊す真似はできないので、
個人でできる範囲から始めたい。

でも今までのようにバザーや身内に頼まれて
手間賃をいただいてお作りするのではなく、
きちんと大々的に堂々と作ったものを売りたい。
それは保健所の許可が必要な売り方。
場所を借りての開業となると資金がかかりすぎる、
正直いって職場に通う通勤時間が惜しいし、
自宅から離れた場所でかかり切りではなく、
目と手が届く範囲でやりたい。
一番手っ取り早くて、
現実的なのはレンタルキッチンを利用すること。
というところに考えがたどり着きました。
ではなぜそこで落ち着けなかったのか。

菓子製造許可付きのレンタルキッチンを利用

結論からいうと、
商売として使いつづけるには無理があります。
主流の使い方としては、マルシェ出店前提で、
レンタルキッチンで短時間集中で大量生産。

かかる費用は、材料費、レンタルキッチン料金
はもちろんですが、
お菓子作りの道具から原材料まで必要なもの
すべてをレンタルキッチンへと運ぶので車必須、
駐車場代、マルシェ出店料、
マルシェ出店では商品のほかに
タープからテーブルから大型の備品類までを車で搬入するから
また駐車場代。
上乗せしないといけない経費がざっと思いつくだけでもこれだけ。
「レンタルキッチンde作ってマルシェ」方式は宣伝費
という割り切りが必要かと。
レンタルキッチン経営のKさんもおっしゃってましたが、
名前を売ってファンを確実に増やすためのもの
という考え方が主流だそうです。

菓子製造許可付きのレンタルキッチンを開業

では自分がレンタルキッチンを開業し、
使わないときは人にお貸しして
やりくりしていくというのはどうか。
実際手作りパンが売りたくて、
同じ問題に直面し、
結果レンタルキッチンを開業された
Kさんに伺いました。
使っていただく間は、やはり管理責任者なので、
何かあった時すぐ対応できる体制でいなければならないので、
自由時間ではない、
それこそフルタイム以上の勤務時間になるし、
未就学のお子様はお母様に預けているということ、
そして現在その方は作るほうはやっていません。
今は私のようなものを応援する側としての
起業家としてご活躍中です。
レンタルキッチンの責任者は自分、作るのは他人。
万が一食中毒が出た場合
もちろんペナルティーなどいただくにせよ、
矢面に立ってリスクを負うのは経営者です。
自分が使わない時間遊ばせておくのもったいないから
貸して少しでも資金を回収
 
そんな甘いものではありませんでした。ごめんなさい。

実際のモデルケースを参考にしてみる

個人で営業している方を見ると、
自宅の片隅を改築している方、
自宅の駐車場の一角に小さな小屋を建てて
そこで製造販売されている方、
が一番自分のやりたいモデルケースだと気づきました。

キッチンカーにオーブン積んで
露店形式の方もいらっしゃるけど私には壮大過ぎる。
トレーラーハウスで製造販売するにしても
土地が必要になり、土地を借りるの買うの
ではやはり壮大なことになります。
居ぬきで使えるテナントを借りたとしたら毎月、
家賃分は確実に売り上げねばならない、
失敗して家族を巻き込みたくないから
資金的に安全運転したい
からやはり現実味がない。

甘ちゃんのぼやき

ただ得意なお菓子作りでお金を稼ぎたい、
別に全国展開の有名店にしたいとか、
ブログの女王やインフルエンサーとなって
レシピ本だしたり、
テレビにでたりしたいわけでもない。
ホリエモンみたいな起業プロになりたいとか、
前澤社長みたく大金持ちになりたいわけでもない。
ただ自分の生活を、
好きで頑張って磨いてきた特技で支えたい。
とってもささやかな願いなのに、
製造許可のキッチンの問題解決法を
考えれば考えるほど、
気づいたら大ごとで壮大な計画になって
絶望してしまう。

実はこの10年一定の周期で
この堂々巡りレースが
脳内で繰り広げられていました。

考えているだけでは何も変わらないからと
食品衛生責任者の資格を取ってみたものの、
特に弾みにはならず。

このままでは死ぬ間際に後悔すること間違いなし。

そこで、消極的な自分の必死の次の一歩として
起業塾への参加となったわけです。

次の記事ではまた小さな次の一歩の話


大切な人に食べてもらいたい、安心安全でシンプルな材料で手作りのお菓子を誠実に丁寧に作れる範囲内で売る、みんなに愛される小さなお店を開きたいと思っています。