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バルサミコ酢の食べ比べ(入門編)

今回は原材料や熟成年数の異なる3種のバルサミコ酢を取り寄せ、
味わいや香りがどのように異なるのか比べてみました。

・アチェートゥム (写真左)
イタリア・モデナのバルサミコ大手ブランド。
カラメル色素入り、お手頃価格品。250mlで500円台。
原材料:ぶどう酢、濃縮ぶどう果汁、着色料(カラメル)、酸化防止剤(亜硝酸塩)

・アルチェネロ (写真中央)
オーガニックのイタリア食材を専門に扱うブランド。
有機素材仕様、原材料もシンプルな品。250mlで600円台。
原材料:有機ワインビネガー、有機ぶどう果汁

・ジュセッペ ジュスティ 8年熟成 (写真右)
1605年創業の老舗ブランド。
伝統的な製法で作られている品。100mlで1300円台。
原材料:ぶどう果汁、醸造酢

熟成年数が短いアチェートゥムとアルチェネロは、ほぼ水と同じようなサラサラっとした液体。8年熟成のジュゼッペジュスティは少しとろみがあります。色合いも香りもさまざま・・・。という訳で、味わいや印象を図表にまとめてみました。

火にかけてハチミツやバターを加えソースにする、あるいは大量消費する場合は、熟成年数が短い商品がお手頃で便利です。
甘い香り、濃い色を求めるならカラメル色素が添加されたもの。
健康志向で爽やかな香りが好きなら材料がシンプルなもの。

美味しいものが食べたい!なら迷わず、老舗の伝統製法もの。
今回選択したジュゼッペジュスティ8年熟成は1000円台のかなり手が出しやすいタイプですが、それでも熟成していない商品とは明らかに違いました。

ちなみに多く流通しているバルサミコ酢によく添加されているカラメル色素。熟成年数をある程度経た伝統製法モノに似た感じの色を出すために使われているのではないかと推測。
味こそ別物ですが、香りと色に関してはかなり肉薄しています。
健康志向が高まる中で、もっとシンプルなもので良くない?と
カラメル無添加オーガニック系も現れたのかも知れません。

今回ご紹介したバルサミコ酢はamazonやLOHACOなど大手ネット通販で気軽に入手できるものです。興味がある方は是非、味比べしてみて下さい。
バルサミコ酢で検索してみると、20年熟成やら100年熟成もあり、値段も数万~百万を超えるものも!人生に一度くらいは味わってみたいものです。

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