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「またね」

EP③
朝6時、ケータイが鳴った。
「どう言うつもり」 
成績底辺の私でもすぐにわかった。
「今日4時に」その言葉に震えが止まらなかった。
会ってみれば婚姻やら子供やら、私には受け止めきれないことばかり。

お願いだからその先は言わないで、
「もう関わらないで」
彼女は泣きながら私にそう言った。
彼は彼女を選んだ。
何もおかしくはない。だって「彼女」なのだから。

消えてしまいたい。そう思った時大好きな彼から「ごめん」のメッセージ。
もう最悪だ。
長い文章で書かれた君からのメールは開かなかった

:僕は君が世界で一番好きだよ。

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