マガジンのカバー画像

ミュージック・ジャーニー | 世界の音楽と風景をめぐる旅

91
民音が、各国の駐日大使館の協力のもとで贈る「MIN-ONミュージック・ジャーニー」。世界中の楽しい音楽と美しい景色をお届けします。
運営しているクリエイター

#一度は行きたいあの場所

パラオ ~日本の文化や習慣を共有できる国~ | ミュージック・ジャーニーvol.86

アリー!(パラオ語で「こんにちは」)民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。 今回は、太平洋に浮かぶパラオ共和国へ、駐日パラオ共和国大使館の皆様とともにご案内いたします。 パラオは340の島々からなる島嶼国です。そのうち人が住んでいるのは首都マルキョクがある国内最大の島「バベルダオブ島」や経済の中心地「コロール島」などのわずか9島のみで、今も手つかずの美しい自然が数多く残されています。 日本では、美しい海や色鮮やかな動植物に恵まれたリゾート地を、憧れの念も込めて“南の島

ガーナ ~進化する音楽 ハイライフから「ヒップライフ」~ | ミュージック・ジャーニーvol.85

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。 今回は、駐日ガーナ共和国大使館の皆様とともに、西アフリカに位置するガーナの活気あふれる文化をご紹介いたします。 ガーナはサハラ以南のアフリカでもっとも早く独立を果たした国であり、国旗の「ブラックスター」は人々の誇りと自由を表しています。 ガーナの旅のしおり ・首都アクラの名所を巡ってガーナの豊かな歴史を探求しよう ・活気あふれるアートフェスティバルで西アフリカの芸術文化に触れよう ・ガーナの音楽ジャンル「ヒップライフ」の

バングラデシュ ~シュンドルボン 世界最大のマングローブ林~ | ミュージック・ジャーニーvol.84

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。 今回は、ベンガル湾を望むインド半島の東に位置するバングラデシュ人民共和国へ、駐日バングラデシュ人民共和国大使館の皆様とともにご案内いたします。 バングラデシュの旅のしおり ・シュンドルボンでチャーター船クルーズを楽しもう ・活気あふれるダッカの街を「ダッカメトロ」で回ろう ・現代に生きる民族音楽「バウル」のメロディを聴いてみよう バングラデシュはインド亜大陸のベンガル地方に位置し、ガンジス川下流の肥沃な土地に恵まれ、古く

バーレーン王国 | ミュージック・ジャーニーvol.41

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。 今回は、アラビア半島沿い位置するバーレーン王国へ、バーレーン王国大使館の皆様とともにご案内いたします。 人口約150万人のバーレーン王国は、大小40の島から構成される島しょ国で、国土の総面積は日本の奄美大島とほぼ同じです。 2002年に、国家の体制が首長国から王国となり、政治形態も現在の立憲君主制へと移行しました。先進的な王室で、サルマーン・ビン・ハマド・アール・ハリーファ皇太子のインスタグラムのフォロワーは11万人、ハマ

ウルグアイってどんな国? | ミュージック・ジャーニーvol.40

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。 今回は、南アメリカ南東部に位置するウルグアイ東方共和国へ、駐日ウルグアイ東方共和国大使館の皆様とともにご案内いたします。 ウルグアイは、20世紀初頭より様々な社会保障制度が整備され、公教育の無償化や電力の約100%を再生可能エネルギーで賄うなど、中南米において国民の所得格差が最も小さい社会福祉国家の一つとして発展し、「南米のスイス」とも呼ばれています。 また、ウルグアイの南を流れるラ・プラタ川周辺で栄えたとされるタンゴは、2

MMJ編集者が選ぶ「いつか行きたい!世界の絶景写真」

大使館とコラボレーションで世界各国の魅力を紹介する企画「MIN-ON ミュージック・ジャーニー」(略してMMJ)。note版のリリースを2021年2月からスタートして1年間で39ヵ国を紹介してきました。 今回は、これまでの記事の中で、世界の“絶景”にフォーカスして、一度は行ってみたい絶景スポットをMMJ編集者が厳選してご紹介します。 📍トルコ共和国・カッパドキア ピンク色に染まる早朝、カラフルな気球に乗ってカッパドキアの奇岩群を空中散歩――。 夢の世界、憧れます。

ドイツをもっと知ろう | ミュージック・ジャーニーvol.39

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。 今回は、本年(2021年)、日独交流160年を迎えるドイツ連邦共和国へご案内いたします。この友好の始まりは、1861年に結ばれた「修好通商条約」とされています。 ドイツは、16の連邦州からなる連邦国家です。各州が憲法・議会・政府を有し、経済や工業、貿易などそれぞれの強みを生かした独自の文化が花開いています。 全土には、46の世界遺産や約4200 の博物館、500の美術館、130のプロオーケストラ、300 の州立・市立の劇場

イタリア | ミュージック・ジャーニーvol.38

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。 今回は、ヨーロッパ南部に位置するイタリア共和国へ、イタリア文化会館、イタリア政府観光局(ENIT)の皆様とともにご案内いたします。 イタリアの国土は、南北に長く、ブーツのような形状をしており、国内には55の世界遺産(2021年7月9日現在)があります。気候は、日本と同じように冬は寒く、夏は暖かく、四季がはっきりとしています。 ドレミファの音階をはじめ、世界中で使われている音楽の標語や五線の楽譜、そして、ピアノやヴァイオリン、

ジャマイカ | ミュージック・ジャーニーvol.37

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。 今回は、カリブ海に浮かぶ島国ジャマイカへ、駐日ジャマイカ大使館の皆様とともにご案内いたします。 国名のジャマイカは、「森と泉の島」を意味する先住民の言葉が由来となっていて、その名の通り、豊かな自然と美しく輝くビーチに恵まれた楽園です。 ジャマイカでは、“Out of Many, One People” (さまざまな民族からなるひとつの国民)という国のモットーが何世代にもわたって受け継がれ、発展してきました。レゲエの王と称さ

チュニジアってどんな国? | ミュージック・ジャーニーvol.36

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。 今回は、北アフリカに位置するチュニジア共和国に、駐日チュニジア共和国大使館の皆様とともにご案内いたします。 チュニジアは「北アフリカの隠れた秘宝」と呼ばれ、洗練された地中海の美しい街並みや、世界遺産に登録されている古代都市の遺跡、「スター・ウォーズ」をはじめ数々の映画のロケ地にもなったサハラ砂漠地域などを擁する、魅力にあふれた国です。 3000年という長い歴史の中で、ローマ、アラブ、フランスなど、様々な文化が交り合ってきた

ウズベキスタン | ミュージック・ジャーニーvol.35

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。 今回は、中央アジアの中心に位置するウズベキスタン共和国へ、駐日ウズベキスタン共和国大使館の皆様とともにご案内いたします。 魅惑の国ウズベキスタン ウズベキスタンの魅力のひとつは、国内外の人々を魅了してやまないシルクロードの面影を今に伝える街並みと4つの世界遺産です。なかでも、シルクロードの中心都市サマルカンドは、その美しい景観から、“青の都”、“イスラム世界の宝石”、“東方の真珠”と讃えられています。 また各都市にあるバザー

コロンビア | ミュージック・ジャーニーvol.34

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。 今回は、コーヒー、エメラルド、花の産地として有名なコロンビアに、駐日コロンビア大使館の皆様とともにご案内いたします。 コロンビアには、先住民と、ヨーロッパ系、アフリカ系の人々が共存することにより、多様性にあふれた独特な文化が育まれ、今でも国民の生活の中に深く息づいています。特に音楽やリズムは日常には欠かせず、1000を超えるリズムと、150種類以上の音楽ジャンルが生み出されています。 ここからは、その音楽を、大使館にご紹介

ミクロネシア連邦 | ミュージック・ジャーニーvol.33

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。 今回は、太平洋西部に位置するミクロネシア連邦へ、駐日ミクロネシア連邦大使館の皆様とともにご案内いたします。 最初に、民音ミュージック・ジャーニーをご覧の皆様へ、ジョン・フリッツ特命全権大使よりメッセージを寄せていただきましたのでお聴きください。 駐日ミクロネシア連邦 ジョン・フリッツ特命全権大使 ミクロネシア連邦は、グアムから約900km離れた、およそ2,500㎞にわたって東西に広がるカロリン諸島の中心に位置します。ヤッ

ペルー | ミュージック・ジャーニーvol.32

皆さん、民音ミュージック・ジャーニーへようこそ。 今回は、南アメリカ西部に位置し、かつて世界最大級の古代文明が栄えたペルー共和国へ、駐日ペルー共和国大使館の皆様とともにご案内いたします。 ペルーは、エクアドル、コロンビア、ブラジル、ボリビア、チリと国境を接し、西は太平洋に面しています。多様な地形と気候の違いから、太平洋沿岸部の砂漠地帯(コスタ)、アンデス山脈が連なる中央の山岳地帯(シエラ)、アマゾン上流・東部の熱帯雨林地帯(セルバ)に分けられ、それぞれに独自の文化が根づいて