ヴィーガン少食と非ヴィーガン家族の生活
私の食生活は、ほぼヴィーガン食で1日1食の少食生活です。
家族は4人家族。
夫、小学生と幼稚園に通う2人の男児との4人で生活しています。
私と家族の違い。
それは「食」です。
食の違い
私以外の家族はヴィーガンではありません。
食べるものになんの制限もありません。
私は昼のみの1食
一般的な「食事」というものとはかけ離れているかと思います。
甘酒
きなこ
ナッツ
ドライフルーツ
以上のものを昼に食べます。
それ以外の時間は食べ物は口にしません。
家族は3食
私以外はごく一般的(この「一般的」の定義は曖昧ですが)の食生活です。
肉も魚などの動物性食品を食べ、小麦、米という私が食べない食品を食べ、食べ物に関して制限はありません。
昨日の夕食はシチューでした。その前の日はブリのソテーでした。
家族の食事を私がすべて買って作っています。
食事を作ることへの抵抗を始めは持っていたものの、今はなくなりました。
これも私が家族に対して尽くせることの一つだと思い、愛情を込めて作ろうと思います。
ただ、豆腐など植物性タンパク質を料理に加えることで動物性のものを摂る量を減らすなど工夫はしています。
出汁はかつおを使わず、干し椎茸と昆布で取ります。
家族は嗜好品も食べます。
チョコレート、せんべい、ビスケット、あめなど。
私は一切食べません。
だからといって買うのが苦痛ということもなく
「あ、これおいしいよね!」と食べていたときの記憶から感想を言うこともあります。
そういう意味では私は「ヴィーガン」ではないのだと思います。
ヴィーガンは、動物を食べないことだけではなく、使用するものも動物由来のものは使用しません。
畜産や養殖業に反対し、動物を守るために活動をします。
私も家畜動物や養殖魚などの置かれている悪環境への嫌悪は感じており動物への愛護の気持ちはあります。
また地球環境を守って行きたいという気持ちも持っています。
だからと言って私の周りの人がそのような思想でないことで、批判することしません。
私の思想を押し通そうとは思いません。
自分の行為がヴィーガンの思想と一部反することがあったとしても、今の時点では「そういう段階なのだ」と割り切って生活しています。
コミュニケーション
食での関わり
「食」は生活の大半を占めます。
3食作って食べるとなると、主婦であると一日の半分以上は費やしているといっても言い過ぎではありません。
外食をするにしても、店選び、移動時間、滞在時間を考えると数時間になります。
私は外では全く食べません。
ただ、飲み物はとるのでカフェには行くのは大好きです。
私が今の食生活になってから家族との外食の機会は減りました。
行くところといえば、ドリンクバーがあるところやカフェラテがおいてあるところ(外では乳製品など多少とります)。
それでも大きな問題はないと思っています。
今はお店のものをテイクアウトすることも可能ですし、どうしても食べたければ家に持ち帰って食べられます。
子どもたちは「こういうものだ」と思っているようです。不満は言いません。
主人は、以前はよく一緒に食べていたものが食べられなくなったことを寂しく思っているようです。
しかし、今の食生活になる前の過食嘔吐で苦しんでいるときのことを知っているので、私のことを尊重してくれています。
大きな変化がありましたが、食べないからと言ってコミュニケーションが希薄になることは全くありません。
関わりの変化
むしろ食べなくなったことで浮いた時間を家族と別な過ごし方で使えています。
食べる回数、量が減ると食べることに使う時間が少なくなります。
すると、他のことに時間を使えるようになります。
食べることに使っていた時間を家族と楽しむことに使うことができます。
そう考えると、食べることでのコミュニケーションは減った一方、必ずしも物質的なものを必要としない家族と一緒に過ごす時間が増えたので良い方向に向かっていると感じます。
食べないことで物質にとらわれない生活が実行しやすくなり、その中で生まれる楽しみ、喜びはときを安定した安らぎになっていきます。
恵まれていることに感謝
家族にはとても感謝しています。
家族が受けれいてくれているからこそ今の生活ができています。
私が食べなくなって心に余裕が持てるようになり、家の中に笑顔と笑いが増えたように思います。
主人と子どもの会話の数も増えていきました。
このように、私の食の変化から我が家は大きな恩恵を受けました。
参考になる
自分の食の思想を家族が受け入れてくれない場合はどうすればよいのか。
ヴィーガンに限らず、この悩みを抱えている人は多いと思います。
それを解消してくれるヒントとなる本を紹介します。
ヴィーガンとノンヴィーガンのためのコミュニケーションガイドブック
こちらの本は、ヴィーガンと非ヴィーガンの関わりについてはもちろん、それ以外の人間関係の中でも起こるような問題を取り上げています。
一般的な人間関係の問題についても参考になるので、「食」に関する人との関わりに悩みを抱えている方にはおすすめです。
ヴィーガン探訪 肉も魚もハチミツも食べない生き方
ヴィーガンが取り上げられている本は日本のものが少なく、本を読んでいても特に動物たちの置かれている環境や環境問題は少し遠くの世界で起こっているように感じることがあります。
こちらの本は日本の状況も詳細に載っており、より身近な問題として現状を知ることができます。
この本を読むまで「日本はここまでひどくないだろうな」と思っていたのが、現状は自分の想像とは違い無惨な状況だったことを知りました。
全ての人が笑って暮らすというのはまだまだ難しいかもしれません。
しかし、一人一人の意識が変われば実現不可能なことではないと思います。
まずは自分のことを幸せにしてあげる。
そして、それを広げていきたいです。
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