役に立つ気づきが得られる「上手くいったこと」の振り返り
■いずれ辛くなってくる「失敗した時の振り返り」
仕事でもなんでも、振り返りってどのタイミング、どの内容に対して行っていますか?
私はずっと振り返りは失敗や良くなかったことを改善する為のものだと思っていました。
なのでノートを使って振り返りをするタイミングも失敗した時や上手く行かなかった時。内容も「なんで上手くできなかったんだ自分!!」がテーマ。
上手くできなかったこと。
失敗したこと。
こんなの日常茶飯事なので振り返りも頻繁に。
上記の状態になると、いずれ振り返りが嫌になってくるんですよね。
振り返りってすごく良いことのはずなのに、だんだん自分と向き合うのも、思考するのも辛くなってくる。
失敗したことを掘り下げる行為は次に繋がる気づきがあります。
でも意外と「上手くいったことを振り返った方が自分の為になる」と感じることがありました。
■「上手くいったこと」を偶々だけで終わらせない振り返り
今まで「上手くいったこと」は私にとって振り返ったり、掘り下げたりする対象ではありませんでした。
理由は「偶々が大きいだろう」と思っていたからです。
今回仕事がスルスル進んだのも偶々上手く行っただけ。
今日は機嫌よく過ごせたのは偶々そんな日だっただけ。
自分の行いがどうではなく、「なんか上手いこと進んだだけなんだ」という印象しか受けることが出来ず、振り返ろうなんて思ったことも無かったんですよね。
あとはトントン進んだことってすっかり忘れてしまうのも大きい。
「やっちまった!!」となる案件の方がどうしても記憶にも心にも残るからです。
そこで私は上手くいったことも振り返ってみてみました。
今日仕事がトントン進んだのは何が良かったのかを掘り下げて、思いつくものをメモ。
そうすると偶然の要素が大きいにしても(繁忙日では無かった。厄介な案件が無かったなど)自分が行動が良い効果に繋がったことも少しはあるんですよね。
「いつもより睡眠をとってたから気分が良かった」とか。
「おおざっぱでも作成を進めた資料が役に立った」とか。
しかも上手くいったことから得た気づきの方が、今後に役立ちそうなことが多いんです。
「やっちまった!!」という時の振り返りって「次は気を付けよう」とかになってしまいがちだったけど、上手くいった時に気づいたことの方が小さくても具体的だったりします。
折角上手くいったのなら偶々だけでなく、自分がやったことも言語化した方が今後の自分の為になる。
それなら忘れがちな上手く行ったことも振り返りする価値がありますよね。
振り返りがつまらなくて苦痛な時は、上手くいったことを掘り下げるのをおススメします。
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