警察官を辞めるかどうか考える、若手の方へ


警察官は、不祥事で辞めるという認識が世の中にはあります。

それは報道で醸されているほんの一部で、家庭の事情や自身の病気によって辞めている方が圧倒的に多いです。

そしてそういった方は惜しくも仕事が出来る方たち。

もったいないなぁと思いながら去っていく後ろ姿を見送りました。

更には若手なんかで、一生懸命頑張っていたのに、ある日突然「向いてなかったので辞めます」と言って去ってしまう子も居ました。

それどころか、警察学校時代に学校に戻らなくなった人も。

家庭の事情でどうしても辞めざるを得ない人が居る中で、若手のうちに判断してしまうのは、決断が早すぎる気もします。

向いていないどころか、これから警察官に「自分を寄せていく」時期を通過していないためです。

私は家庭の事情がきっかけで辞めたので、こういう意見になってしまいます。

どうしようか決めかねていた時期は、散々悩んで周りの人にも相談してから決めました。

家庭での役割の方が、警察官でいるより重要だなと思い、前向きに辞めたので悔いはありません。

警察官として一生懸命働いたことに誇りをもっていますし、周りに惜しまれながら退職したことで、あと腐れもなく、自分の人生で大事な時期となって残っています。

もちろん(?)若手時代に辞めたいと思ったことは何度かありました。

ですが今ではそこを乗り越えてきて良かったと思っています。

病気になってしまった人もおそらく、一生懸命仕事に打ち込んだ結果のことです。

若手の皆さんは、一度一生懸命ぶつかって、がむしゃらにやって、やりたかった専務も経験してみて、それから決めても遅くはないと思います。

どうせ辞めるなら、逃げるのではなく、前向きに辞めた方がいいと思いませんか。

何か他にやりたいことが見つかった!というのは前向きですが、
こんな仕事もう嫌だ!といきなり連絡を絶って消えるのは人としてどうなんだろう…。

転職代行サービスというのが盛んだということを知って考えてしまいました。

そのサービスを利用する人にも前向きな人は居るでしょうけどね…。

大きな決断を前向きにするというのは何でも、自分の人生を誇りにしながらこれからも前に進むため、自分を好きでいるためにも、大事なことではないでしょうか。

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