淡々とこなそう
以前の投稿で「抜くところでしっかり抜くこと」をお伝えしました。
警察学校では他に、「いちいち真に受けない」という能力を培う場でもあります。
いくら教官に頭にくるようなことを言われても、(この野郎―!)と思わないこと。
なぜなら教官も好きで嫌われ役をやっているのではありませんから。
教官という「役目」を演じているのです。
そんな中で、カチンと来たからといってふてくれた態度を取っているのは幼児と同じです。
いかにそれらをスルーして、「自分の目的=警察官として一人前になること」を達成させるかが重要なのです。
HSPの気のある私は、今でも人や自分が発した言葉や態度が気になり、他人に引っ張られそうになることがよくあります。
警察学校時代はHSPという言葉自体を知らなかったので、かなりストレスの中で過ごしていました。
だけど今なら客観的に見られるようになれたし、極力他人のことを気にしないように頭から切り離して今やるべき目の前の仕事や趣味に没頭する技を身に着けました。
ストレスとは切っても切り離せない現代社会の中で、自分の気質を理解し、それとうまくつきあっていく方法を見出してみてください。
一線に出たら、思いがけないところから罵声を浴びせられたり、嫌味なことを言われたり、悲しいことを言われたりします。
それらを全部いちいち受け止めていては身が持ちません。
そんなことを言ってくるのは「あなた個人」に対してではなく、「警察官のあなた」だということを胸に刻み、うまくスルーしながら淡々とやるべき仕事をこなしてくださいね。
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