警察学校入校　転出証明書について

意外に思われるかもしれませんが、警察学校入校時には、住所を警察学校にしなければなりません。

これは、勤務手当の問題があるためです。

警察官は、何か大きな事件や災害が起きた時にすぐ駆け付けられるよう、自分の所属から〇分以内に住まなければならないという決まりがあるのです。

旅行でも申告が必要なくらい、組織に居場所を報告しておかなければならない仕事柄、住所地をきちんとしておかなければならないのです。

更に入校時に航空機を利用する場合は、チケットの半券が必要となるそう。

赴任旅費という制度があるのです。

入校時に限らず、引っ越しを伴うほどの異動が出た場合は、それなりに配慮するよ、ということです。

経費削減を目標にして取り組んでいる会計課もいる中で、長距離を異動させるのはなるべく避けたいもの。

ですがそれを上回るくらいの理由がある辞令も時には出るものなのです。

警察官は異動がつきものであり、入校時に転出証明書を持参せよというのは、「住所地をきちんとしたものにすべし」というメッセージも含まれているようです。

住居不定なんていうのは、被疑者の部類のものですからね。