子供の貧困問題について④
毎年5月頃になると、「入学式を終えて少し経っても学校に来ていない子がいます」といった相談が、小学校から高校までの中から出てきます。
その子に話を聞きに行くと、父子家庭で
「学校に行くとママがお迎えに来ちゃうから家にずっといるようパパに言われている」
なんて話をします。
親に話を聞くと、「大きな事故を起こして入院している」といった話をしますが、事故の詳細を聞いて警察内で調べても、そんなものは存在していません。
家庭の事情により、義務教育ですら受けさせてもらえない子がいることが衝撃でした。
この時代に、学校に行かせてもらえずに家に閉じ込められている子供が、もしかしたらあなたの近所にも居るかもしれませんよ。
かといって児童相談所に通報するにも、そもそも機能しているところかどうかも地域によりけりです。
児童相談所に通報したからといって、その子が救われるというわけではありません。
児相には、色々と思うところもあり、過去の↓の投稿の通り、だから行政をよく思っていない私なのです。
虐待を受けた子供は、特徴的な顔をしています。
無表情で、感情を表に出さず、目が死んでいるのです。
そのような子供が、もしかしたら息子たちの友達の中でも居るかもしれない、と頭の片隅に入れながら私は子供たちと接しています。
そういった、自分の子供だけでなく、少し周りに関心を向けてあげる目が、世の中には必要だと思います。
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