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詐欺に遭わない考え方

突然ですが、あなたは輪廻転生を信じますか?

日本人は特に、自分の前世が何々で、というのが気になるようです。

前世はローマ帝国の騎士で、と言われたら、あぁだから今こういうことか、と納得して自分を安心させたいそうですね。

みんな不安だらけの中で、何かにすがりたいのかもしれません。

今回は、あくまで宗教の自由を尊重し、私の意見を歴史的観点も含めてお話したいと思います。


最初にお断りしておきますが、私は、前世だの来世だのという考えは支持していません。

占いもあまり当てにせず、「今」起きていることに目を向けるようにして生きています。

前世がこうだよ、あなたの運勢なこうだよ、と言われたとしても、なぜこの助言をこの人は私に言ってくるんだろう、私に依存させたいのかな、何か目的があるのかな、という方に意識が向いてしまいます。

そもそも、そんな助言をされている時点で、自分が不安に支配されてしまっていることを見抜かれているならば、しゃんとしないとな!と気分転換する方に行動を起こしますね。

まず話を進める前に、前世とか先祖の行いというのは、宗教色が強いことはわかると思います。

それから前提として、宗教というのは、歴史的に見ると、「権力者が自分たちに都合良く作った物語」なのだということ。

この考えが無いまま単に権力者の都合のいい社会になると、一般の人々は不満を持つようになってしまいます。

その不満を解消し、暴動などが起きないよう、予防的に意識として擦り付けておくのです。

「今悪いことをしてしまうと、来世に酷い仕打ちをうけるよ」
「今あなたが悪くなっているのは前世の行いが悪かったからだから仕方ないね」と。

ある意味、ガス抜きとしての考え方ですね。

しかし、前世も来世も本当にあるのかなんて、死んでしまってからでないと分かりません。

100歩譲って本当にあったとしても、物語として権力者に作られた歴史を見ると、誰かの都合がいいようにされるため、というきちんとした目的があるものなのです。


そんなことから、私は今世を一生懸命生きたいし、頑張れば頑張った分認めてもらえる、ということを経験しているので(もちろん警察社会でも)、自分の人生を生きていきたいです。

まぁ、実在したご先祖様は大事にしたいですけどね。

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