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報道と警察官の関係①

バタバタ支度をしていたある日の朝、テレビのニュースで立てこもり犯の現場が映し出されていました。

外の状況はどうだの、カーテンが閉まっているだの、警察が囲んでいるだの、こと細かにリポーターが伝えています。

え、え、え?

私は足を止めてしまいました。

え、今まさに現場で緊迫している状況で、邪魔ですやん!!犯人も観ているかもしれないテレビでそれ伝える必要ある?!

報道と警察はお互いにそれ専門の担当者が居て、良好な関係を保っているはずです。

そんな中でこんな事件の邪魔をする報道をしてしまっていいのでしょうか。

報道側は事件情報をとても欲しがり、脚を運んできたり、電話連絡をしてきたり、アプローチは毎日欠かせないようです。

警察側としては、不祥事を公表しなければならなくなった現代では、それとは逆に、警察24時などで報道を使って印象アップをしてもらっているのでしょう。

事件情報も、公表していいものと、捜査に支障が出るからダメなものがあります。

報道側は、そこをわきまえて流すべきだし、事前に確認を取るのが筋だと思うのですが、視聴率が取れればいいとした当時のニュース番組は、そこを端折ってしまったのでしょう。

クレーム電話を入れようとしたら、立てこもり報道は大人しくなっていました。

視聴者からも指摘がいったのでしょう。

そんなこともわからない側がテレビを流しているのだと思い知らされた日でした。


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