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家族全員で起業の夢。

昨夜、一人暮らしをしている息子が
LINEでこんなメモを見せてくれた。

「もうだめ。もうむり。もうおわり。もうあきらめた。」

えー、どうしたん?と聞くと、
「説明が難しい」と。

配送の倉庫で働いているのだけど
最近フォークリフトで軽い事故を何度かやっちゃったらしい。

今まで何年間も事故なんてなかったのに、なんで?と聞くと、
わからない。
またやったらもうここで働かれへんでって言われた、と。

そらそうやな。でもなんで?

本人は、やっぱり何度も同じことを言われてしまうし
ちゃんとやってるつもりでも間違えるし
最近はなんか集中できないという。

ミスが増えてるって言うから
何度も確認してる?と聞くと、
そうしたいけど思うようにいかないんや、と。

そっか。。。

でも、それをいちいち、親には言って来ないようになった。
自分で抱えて日々頑張ってるんやな。
結構、職場では強くは言われてるようだけど、
仕事には休まず行っているようで気が付かなかった。

フォークリフトの事故は人にけがをさせたらだめだし
もちろん、強く言われても当然のことだ。

私は心が痛くなる。
前にも書いたけど、ガンダムのボディを操縦するのが難しい不器用なアムロの図。
操縦席で必死で頑張ってるのにね、思うように動かない感じなのかなあ。

今朝、そのことを長女にLINEで相談したら、またも目からうろこだった。

「慣れすぎて飽きて来てるんちゃう?」

「は?」

「集中できないってことは、集中しなくてもできるくらい慣れてるってことやろ?慣れると飽きてくるよね。もう何年も毎日毎日、おんなじ作業ばっかりしてるし、お兄は人に会って人と話したりする方が好きやのに、ずっと相手は段ボールやもんな。そろそろ仕事、変わるほうがいいってことかもよ?」

と。。。

すごい。またも長女hinaのコンサルが入りました。

昨晩からどっぷり暗く重くなった私に、
「飽きたんちゃう?」と軽く言ってくれて
また息子を特別扱いしている自分に気が付いて目が覚めた。
hinaの見方の方がフラットだよなぁ。

「でも、ルーティン強い分、自分で辞めるとか、状況を変えるっていうことができないんよな、お兄は。」

それから娘とひとしきりLINEのやり取りをして
最終的に出た結論。

家族企業しよう!!

ファミリーカンパニーです。
それは私の頭の中にはずっとあったのだけど、
退職したオットと二人ですることになると思っていた。

息子が引き継いで食べて行けるような何かを残したい。

でも、hinaが言うのです。

「皆で何かやろうよ!」

「hinaも、お父さんお母さんがいなくなったら、どうしたらいいかなって思ってた。hinaが起業してってか、hinaはもう独立してるから、お兄を雇えたらいいけど、そんなお金今のところないしって。

でも、お父さんももうすぐ退職やし、お母さんもやろ?お兄も仕事辞めて、みんな失業してしばらく楽しくのんびりしながら、何するか考える?
家族全員、雇われてない人やな。

hina、何するか考えるわ!

今度家族全員で集まって作戦会議しようよ!
で、たまにはお兄の話を全員でゆっくり聞こう!」

そんな娘のLINEに励まされて、仕事に出かけました。

そして、オットが出張先からLINEしてきました。

「早期退職の申請、許可下りたよ」

オットは4月からプー太郎です。めでたく☆

娘の美容室と、「万屋だいちゃん*」と、オットの大工と、
次女の服のブランド、、、私はプロデュースしていきます。
何ができるだろう。何をしたい?
絶対に、面白いことをしたい。楽しいことしかしない。

(*「万屋だいちゃん」は、コロナ渦でいきなり職を失った長男のために、チラシを作って近所の知り合いにポスティングし、いろんな仕事を引き受けてしばらく凌いだという、その時の屋号。窓ふき、洗車、荷物の運搬、買い物の手伝い、庭掃除などいろんなことを引き受けました。)

ワクワクして来た☆

夫婦だけでやろうとしていたことに、
娘たちが参入してくる!!

おもしろくならないわけがない。

例えば、
地域でだれでもご飯を食べに来れる場所を提供したり、、、

ご飯を食べる代わりに、歌が得意な人は歌う。楽器の演奏もよし。
子どもが好きな人は子守をする。
農作業を手伝う。
皿を洗う。
そうやって労働を提供すれば、誰でもそこでご飯を食べられるし、
そこならいつも誰かがいて、一緒にご飯を食べられる。
自分が得意なこと、できることで周りの人にありがとうって言ってもらえる。

「頼みごと」の掲示板を作って、そこから一つ、誰かの頼みごとを頼まれる、でもいいな。

庭の草引き手伝ってください、とか、
留守の間、庭の花の水やりお願い、とか
って言うのを手伝いに行って、一日分の食事ができるとか。

子どもだけで食べに来てもいい。
子どもだってできることはある。誰かの肩もみでもいい。
笛を吹いてくれてもいいし、皿を拭いてくれてもいい。

みんな笑顔。

歌ったり、踊ったり、いろんなことを披露することもできる場も作りたいな。ピアノやギターが得意な人が演奏してくれて、みんなで歌ったり、
焚火を囲んで、わいわいとご飯食べるのもいい。

ゆるくつながった大きな家族みたいに
血のつながりを超えた関係。

そういう場所を作れば、長男はよく働く人なので
誰からも頼られるだろう。

そういうのがいい。

私が幸せで、家族が幸せで、近所の人が幸せで、、、
無理なく続けていけること。
誰もがその場所を愛してくれるような活動。

次の家族がみんな休みが合う日に
作戦会議をします。

全員で大きな模造紙に、
付箋でアイデアややりたいこと、できることを書き込んでいって
全員でわくわくしようと思います。


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