見出し画像

パラダイムシフトの方法

私の最初のパラダイムシフトは、長男をシュタイナー学校に入れた時だ。
世間一般の常識から離れて、新しい常識を自分の中に作っていく環境を得た。
人と同じでなくていい。自分はどう考えるのか。自分の考えを相手に伝えることの大切さと、その伝え方。相手と意見が違う時、自分の意見をきちんと話すことは、攻撃ではなく、和解への道だということ。議論の際は、相手の言葉に棘があると感じたら、その棘を抜いたものが、相手が本当に伝えたいことだと知る。先生が偉いのではない、親が偉いのでもない。子供は未来を生きる、私たち大人より進化した存在。勉強は世界を知るためにするもの。子どもに何か伝えたい時は、小さな声で話すと、子どもはちゃんと聞こうとする。
多動気味だった息子がお友達を押すのは、攻撃的なのではなく、自分が敏感過ぎるから、自分の領域に入って来られるのが耐えられなくて自分を守るため。

保育所の頃は、息子を迷惑がる保護者の言葉に傷つき、とにかく頭を下げて回っていた私は、息子にとっての最良の教育の場を心から望み、シュタイナー学校に辿り着き、命拾いした。目から鱗、驚きがいっぱいの中、心から安心できる場所にシフトしたのだと思う。

あとは、息子が10歳の頃、もう20年も前のこと。息子の荒れ方やパニックに疲れ果て、息子を愛せないと自分を責めて辛い年月を過ごしていた。ホメオパシーのレメディを始めて摂ったその直後に不思議な夢を見て、不思議なことに、息子が可愛くて愛おしくて仕方がなくなり、それ以来なんの根拠もないが、この子は絶対大丈夫。1人たちできる❗️と確信を持った。

そして20年経った今、息子は不器用ながらもしっかりと独り立ちしている。

その頃の息子の状態に自分がどうにもできなくて、苦しみながら、独り立ちした息子を思い描き、息子を愛したい、と願った通りの世界へシフトしたのかなと思っている。

今思い返せば、そうやって苦しんでいる気持ちこそが、愛だったと思うけど😌

そして、先日、一人で優雅にお茶を飲みながら本を読みたいなと思い、ホテルのラウンジで過ごしている時、思い出した。
10年ほど前は、ホテルのラウンジでパートをしていて、優雅なお客様を見ながら、「あっち側」へ行きたい!と願っていたけど、今、無職ではあるけど、時間がたっぷりあってとても豊かな気持ちでホテルの快適なソファでお茶を飲んでいる。既に「あっち側」に来てたんだと。

もうひとつは、時間に追われ、欲しいものを追いかけるために経済活動に忙しかった自分から、退職し、今あるものに満足し、時間がたっぷりあって、豊かな自分になった。働いて稼いでいた時より、豊かな世界にいる。

多分、私だけではなく、多くの人が、気がつけばパラダイムシフトを体験していると思う。そう強く望んだことを忘れて当たり前のようにそれが起きていたり、何かのきっかけがあってあれ?という感じで状況が変わっていたりしたことがあるはず。

改めて思い返してみると、誰もがそんな経験があるのではないかな。

それを「偶然」と片付けずに、またもう一度シフトチェンジしてみよう❣️と思ってやってみてください。

それが自分の魂の本当の願いなら、きっとサクッとシフトできるはず。
できない時は、何か違うってことだと思っています。

自分の生まれてきた理由を生きる方向ならば、その願いは叶う。
叶わない時は、それは本当に私の望みなのか?と考えてみる機会になるはず。そうすべきだと思い込んでいたり、自分の夢だと思っていたけど、小さい頃の親のすり込みだったり。

なので、願いが叶わないことは悪いことではなくて、願いを見直す機会だと捉えて、本当の自分の魂レベルの願いを見つけてあげる良いきっかけになると思えば、それも嬉しいことだし、さらに豊かに幸せになれる扉を見つけたということだと思うと、ワクワクします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?