見出し画像

30年以上前の女子大生の沖縄の旅

18歳。
あの頃の沖縄はまだ海外のような場所だった。

現地の人たちは、私たちの分からない沖縄の言葉を話し、
タクシーの運転手さんは派手なアロハシャツを着ていた。
ブルーシールアイスを食べるために、わざわざタクシーで連れてってもらった。

女子大生になったばかりの8人組
お金もなくて、でも、沖縄行こう!と盛り上がって
大阪から?神戸から?フェリーで出発。
このフェリーは、2017年に廃止になったそうですね。。。

女子大生だし、ビキニも着ちゃうぞと、なっかなかの大胆なピンクのビキニを用意して、8人できっときゃぴきゃぴと(←死語ですかね)船に乗り込んだことでした。

夕方、船に乗り、神戸の夕景を楽しみながら
夜は三等船室?だだっ広い雑魚寝の場所でワイワイしている間はまだよかった。
お風呂に入ろうと、並んでいる間に船酔いし、お風呂は断念。
友達と甲板に出て風に当たっていました。

真っ暗な空と海。
潮風に当たりながら、何の話をしていたんだろう。。。

近くにいた男子大学生たちに声を掛けられ
船室に戻って少し話をしていたのを覚えています。
R大学のラグビー部と言っていた気がします。
がたいの大きい男子たちでしたがシャイな感じで、あまり話が盛り上がらなかったような、または私があまり興味がなくて、その場にいながら、誰か早く「おやすみなさい」を言ってくれないかな、、、とか思っていたような。

私が一緒に行った友達の何人かは、この旅での出会いに期待していたのか、ほんとにきゃぴきゃぴ❤満開でした。私はすでにオットと付き合っていて、興味がないので、温度差があったなあ~(笑)ついて行けないくらいのハイテンション(笑)

何か出会いらしきものがあると、いつも、「この子は彼氏いるから」って、友達が男の子たちに私を紹介してくれていた(笑)ことを覚えています。
分かりやすい人たち😛

そのあと、友達と二人でなんとか抜け出してまた甲板で朝まで。
海の上で見る初めての日の出が美しかった。

一体何時間乗っていたんだろう。
やっと、やっと沖縄上陸!もつかの間。
久米島への船の旅が続く。

「もう船はいやだ~~~」とみんなで言いながら。

久米島では誰が予約してくれたんだろう。島なのに、なぜ車で送迎がないとビーチに行けない宿だったんだろう。かなり節約したんだろうな。

サトウキビ畑の真ん中にある民宿は、夜のエアコンもコインを入れるやつで、みんなで100円玉を集めておいて、「暑さで目が覚めたもん負け」でエアコンにコインを投入しながら寝ていたのも今ではありえないですね。絶対に起きないヤツがいた!!その後、このメンバーで旅に行ったときも、その子はどんなゲテモノでも食べておいし~❤と言うし、みんなでトランプにはずっと勝ち続けるし、すごくかわいいわけでもないけど(ごめん)モテる!おもしろいもんですね。

一番の思い出は、夜、車でビーチまで送ってもらって、8人全員で砂浜に寝転がって星を見上げたこと。
見たこともないほどのたくさんの星。
びっくりするくらい、流れ星が流れて。流星群だったの?沖縄では普段から流れ星が多いの?今はどうなんでしょう。
今年こそは、それを確かめに行こうと思っています。

もう一つの思い出は、はての浜でのシュノーケリングとスキューバダイビングツアー

画像2

画像1

はての浜、、、潮が引いたら現れる島。
もう、楽園でした。

スキューバダイビングのインストラクターと一緒に潜るのを順番待ちしている間、船の周りで自由にシュノーケルとフィンを付けて泳いでいました。

スキューバをするために船を停めているので、周りはサンゴ礁が美しい場所。
きれい~❤最高~❤と思いながら泳いでいると、おなかに当たる水が急にびっくりするくらい冷たくなって、ふと下を見て、心臓が止まりそうになった!

つい今までサンゴ礁があったのに、サンゴ礁の切れ目が崖のようになっていて、底が見えないくらいの深淵の上で泳いでいたのでした。

画像3

真っ暗な海の底。。。画像よりもっと暗かった。。。

きゃ~~~~~!!こわいこわい!!

と、くるっと向きを変えて船に戻りました。

あ~~~、怖かった、と、船に上がる梯子に足を掛けたとき、
船の上からのぞき込んでいた、同じツアーにカップルで来ていた男の子に目をそらされました。

「なによ。あからさまだな」と思って、ん?と下を見ると

ビキニのブラの首の後ろでくくっていた紐が外れていて、、、💦

飛び込んだ時に外れたのか、背中で結んだ紐はなんとか外れずにいたので
ブラをなくすことはなかったのだけど、海から上がると、、、ぺろん、と😂

シャイな私は、キャーとも言えず、ドボン!と海に戻り、ひもを結んで何食わぬ顔で。。。

しかし、あのカップルの彼氏め、「見たな~~~」

でも、南国の海での出来事、ま、いっか☆と思えるくらいの心の余裕?だったのでした。

ダイビングは、鼻の悪い私にはツラいもので、その翌日の帰りの飛行機が、最悪のものとなりました。うまく鼻から息を抜けないので、鼓膜が炎症を起こしている状態での飛行機、乗っている間中、鼓膜を細い針でつつかれ続けているような痛みと戦うことになりました。

もう一生ダイビングはしないと心に決めるほどの辛さでした。

シュノーケリングは、ビキニの紐に気を付けて、また今年楽しみたいです。
というか、もう沖縄に行ったら、シュノーケリングだけでいい、くらい海に浸っていたいです。

さすがに、ビキニは着んか。着んといてくれと言われそうだ。。。いや、着れませんな(笑)

18の夏のキラキラした思い出をまとめてみました。

あ、久米島から帰る前に那覇に一泊しました。
女子大生8名一行は、大人ぶって、国際通りのバーみたいなところに入りました。あの頃は、高校生でも飲み屋に入れたし、緩かったですね~、色々と。そして、お店の人に「もっと飲んでいいいよ。これも食べていいよ」と言われて、お店の人のおごりなのかと調子に乗って飲み食いしていたら、すごい金額を請求されて、みんなで顔を見合わせたというバカなことも思い出しました。
バブル時代のおばかな女子大生エピソードです。きっと、バーのおじさんからしたら、子供のくせに大人ぶって馬鹿な奴らだと、鼻を明かしてやりたかったのかもね。いいカモでした。
8人グループみんな一緒なので、気が大きくなって警戒心もなかったから、危ないことですね、今思うと。

旅の思い出は、アクシデントも何もなく、きれい、楽しい、だけだと、あまり記憶にも残らないもので、親と行くのではない初めての長い旅で、この沖縄旅行はなかなかのインパクトのあった旅となりました。

ひがちゃんの記事に出会って、この記事を書くきっかけをもらいました!ありがとうございます。⇩








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?