見出し画像

サウジアラビアを知りたい 2

『シュワイシュワイだな』2022年12月24日土曜日

ある国に引っ越しした時に我が家にとってまず必要なこと:

・携帯電話(Wifi)の契約
・銀行口座の開設

とりあえず新しい国での生活ではこの二つは必ず必要になる。
前回の国”タイ”ではこの二つは即日契約、開設OKだった。なんなら携帯電話はインターネット使い放題で月々およそ1200円という破格の安さだった。(ネット回線速度もストレスなく快適だった)”日本”ではというとタイに比べて値段は高いが、やはりタイと同じくお客様にとって快適なサービスを提供する。

ではサウジアラビアでは?
まず携帯電話はありがたいことに我々が到着する前に会社の方が既に契約を代わりに行ってくれていたのでSIMカードを入れ替えるだけですぐに使えるようになった(しかし値段は高い)。Wifi、銀行口座はイカーマという滞在許可証の登録後に契約できる。このイカーマの取得所要日数が時期によってまちまちなのだとか(知り合いは取得に1ヶ月を要した)。我々家族の場合まずイカーマ取得は4日間でゲットできた。幸先いいぞ!この調子でとおもいきやWifiには2週間、銀行開設には1ヶ月要した。
なぜこんなに時間がかかるのか⁈

思うに(あくまでも私の考え)銀行においてサービスという概念のとらえ方がこの国と日本では違うのではないだろうか。日本では優先順位はお客様ナンバーワンという考えが多数派だ。しかしここリヤドではこの優先順位が必ずしもお客様ではないのではないか。口座開設のために窓口の人との予約が必要で、そのプロセスも開設する本人が何度も足を運ばなければならなかった。このことからでも我々が銀行に口座を開設していただくというような感覚を覚える。また、過去にはその口座開設担当の銀行員は気分によって、そこにいるのに”今日は無理” などということがあったらしい…。自分が経験したわけではないが、複数の人から聞いたのでもしかしたらあり得る話なのかもしれない。お国柄なのか、それとも他の理由があるからなのか、または他の産業でも同じような対応なのかここでの生活を通して観察してゆきたい。

ちなみに、Wifiにはアクティベイトするために時間がかかるらしい。うーむニーズが低いのか。

ここでも時間の流れの違いを感じている。ゆっくりゆっくりひとつひとつ。

<余談>銀行口座開設後に家族カードを同様のゆっくりとしたペースで作成中。その手続きに行ってくれた夫の話。
いつものように事務手続きに時間がかかるので、同行してくれたエジプト人スタッフとおすすめのアラブ音楽について話していると、カード発行手続きを担当している銀行員も話に入ってきてついには大きな声で歌いだしたのだそう。おまけに周りの人も歌い始めたらしい。家族カードを手にするのはまだまだ先かなぁ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?