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【わたばやし ゆか】ジェンダー平等に関するアンケート回答(敬称略)

わたばやし ゆかさん(政党:日本共産党)からのアンケート回答を紹介します!


1)日本において男女平等は実現していると思われますか?

 実現している
 概ね実現している
✓実現していない

■回答の理由
日本は、各国の男女平等の達成度を示す「ジェンダーギャップ指数2021」(世界経済フォーラム)で、156カ国中120位と、先進国として異常な低位を続けています。日本政府は女性差別撤廃条約に批准しながら、まともに取り組んできませんでした。男女の賃金格差を縮小することも国連から是正勧告を繰り返し受けてきたにもかかわらず、無視し続けてきました。年金でも男女で大きな差が生まれています。


2)選択的夫婦別姓制度についての議論が続いていますが、どのように考えますか?

✓選択的夫婦別姓を認めるべき
 選択的夫婦別姓は認めるべきではない

■回答の理由
法律で夫婦同姓を義務付けているのは日本だけであり、結婚時に女性が改姓する例が96%と明らかなジェンダー格差があります。世論調査でも選択的夫婦別姓制度に賛成する声が多数派を占めており、制度実現を求める声はますます高まっていると考えます。国連からも是正勧告が出ている中、早急に選択的夫婦別姓の法改正を進めるべきと考えます。


3)子育て・家事・介護などのケア労働についてジェンダー平等は実現していると思いますか?

 実現している
 
概ね実現している
✓実現していない

■回答の理由
保育や介護など女性が多く働くケア労働は、高度な専門性をもつ仕事でありながら、低賃金であるのが当たり前にされ、平均給与は全産業平均より月約10万円も低いままです。安倍政権下では「女性が輝ける社会」と言いつつ、労働法制の規制緩和により、働く女性の54%が非正規雇用です。男性の長時間労働を支えるためとして、女性が家族的責任をより重く担うことが当然とされてきた時代から日本は抜け出せていないと考えます。


4)八王子市におけるパートナーシップ制度についてどう考えますか?

【質問全文】
東京都のパートナーシップ宣誓制度が2022年11月1日制定されました。現在全国で256自治体がパートナーシップ制度を導入し、都内では16市区が独自の宣誓制度を策定しましたが八王子市にはありません。八王子市におけるパートナーシップ制度についてどう考えますか?

✓八王子市としても制度を策定した方がよい
 八王子市としての制度はなくてよい

■回答の理由
現在の民法や戸籍法は男女の結婚が前提で、同性婚を認めていません。同性カップルは相続権や税金の配偶者控除などの法的・経済的な権利が認められずに不利益を被っています。パートナーシップ制度があれば、公営住宅への入居、緊急時の病院での面会などで、親族同様の扱いを受けることが可能になります。全国の自治体に次々と広がることで、同性婚の法制化の後押しにもつながると考えます。八王子市でも策定すべきです。


5)性による差別があってはならないという議論についてどう思いますか?

【質問全文】
性別は男女二元論ではなく、多様な性のあり方があるSOGI(性的指向、性自認など)のグラデーションであり、性による差別があってはならないという議論についてどう思いますか?

✓まったくその通り
 性は男女のどちらかであるべき

■回答の理由
男女二元論ではなく、多様な性のあり方があるという考え方に賛同します。世界では、人権意識の発展の中で、性自認と身体の性が異なる状態を病気とみなす「病理モデル」から、本人の性自認のあり方を重視し尊重する「人権モデル」への移行がすすんでいます。誰もが「個人の尊厳」を尊重される、自分らしく生きられる社会の実現には、性の多様性を認め合うことが大切だと考えます。


6)クオータ制度、パリテ制度などの日本での導入についてどう思いますか?

【質問全文】
すでに87カ国で導入されているクオータ制度、フランスで1999年に導入されたパリテ制度などの日本での導入についてどう思いますか?

✓ぜひ実現すべき
 できれば実現すべき
 実現は難しい
 必要ない

■回答の理由
政治家や、企業の管理職はもちろん、各種団体、地域など、あらゆる場面、意思決定の場に女性を増やすことは、ジェンダー平等を進めるために欠かせません。。日本において、女性国会議員数は、世界で193か国中166位と非常に立ち遅れています。日本社会に根強く残る男女格差をなくしていくためには、パリテ(男女議員同数化)に取り組むことが強く求められていると考えます。


7-1)身近で感じた、または実際に自分が経験したジェンダー・ギャップがありますか?

✓はい
 いいえ


7-2)(はいと答えた方は)具体的にどのようなことですか?

前職では産休・育休の制度は整っていましたが、子育てしながら正社員で働き続ける女性の上司が少なく、子育て中の女性の多くは非常勤で働いていました。夜勤もある職場だったため、子育てしながら同じ職場で働き続けるビジョンが持ちづらいように感じました。子どもがいる男性は正社員で働けているのに、女性は非常勤職員で働く人が多いという差に対して、たとえそれぞれが選択した結果だとしても、モヤモヤが残りました。


8)ジェンダー平等社会の実現に、今最も必要とされるものは何だと思いますか?

【質問全文】
ジェンダー平等社会の実現には、政策(制度)と社会通念(慣習)の両面の変化が必要だと考えますが、今最も必要とされるものは何だと思いますか?できるだけくわしく教えてください。

世界でも異常な日本のジェンダー平等の遅れの大もとには、二つの原因あります。一つは、明治憲法下の家父長制に基づいた社会のあり方、ジェンダー差別の構造に、日本の政治が固執し続けているためです。もう一つは、女性を安上がりの労働力として利用したいという財界・大企業の意向のままに、政治が女性差別の構造を温存し続けてきたためです。この二つを変えることがジェンダー平等社会の実現に必要と考えます。


9ー1)当選後、最も力を入れて実現したい政策、課題は何ですか?

【質問全文】
当選後、八王子で実現したい政策、課題(テーマ)は何ですか?まず最も力を入れたいものとその理由について教えてください。

障害児の移動支援の充実です。障害のある子どもさんが、保護者がいなくてもガイドヘルパーの付き添いで買い物など社会参加できるようになるのが移動支援制度です。現在八王子市では、制度の対象が中学生以上で、小学生は除外されています。通学や放課後デイサービスへの移動も対象外です。家族介護が前提とされてきた障害児者施策の現状を打開する一歩として、当事者の方々が使いやすい移動支援制度充実に向けて頑張ります。


9ー2)次に力を入れて実現したい政策、課題

【質問全文】
当選後、八王子で実現したい政策、力を入れたい課題(テーマ)について、次に力を入れたいものはなんですか?理由についても教えてください。

福祉作業所の家賃補助削減をやめさせ、以前の水準まで補助を引き上げることです。家賃補助が削られて作業所の家賃支払いの負担が増えることで、人件費にしわ寄せがきています。人手不足になると、現場が疲弊し、虐待防止研修も十分にできなくなります。不適切支援が頻発し、虐待が起こる可能性が高くなります。市内の知的障害者施設で生活支援員として7年働き、現場を知る当事者として、家賃補助削減をやめさせたいです。


9ー3)3番目に力を入れて実現したい政策、課題

【質問全文】
当選後、八王子で実現したい政策、力を入れたい課題(テーマ)について、3番目に力を入れたいものはなんですか?理由についても教えてください。

住宅街を走る路線バスは免許返納した高齢者にとって、なくてはならない移動手段です。地域の声をあつめ、増便や路線拡充をすすめます。私の活動地域(とくに、めじろ台、椚田町、ゆりのき台、寺田町、みなみ野周辺)では、めじろ台とみなみ野をつなぐバス路線を求める声が近隣住民の皆さまから多く寄せられています。実現に向けて頑張ります。


10)八王子市議に立候補しようと思ったきっかけは?

【質問全文】
八王子市議に立候補しようと思ったきっかけは?(現職の方は初めての時のことを教えてください)

私は知的障害者施設で生活支援員として働いてきました。新型コロナ対策に無為無策、医療や福祉の現場が大変なのに何もしてくれない、布マスク2枚しか配らない自民党政治に腹が立ち、日本共産党を応援するようになりました。福祉削減し、市民の願いに背を向ける自民党政治を八王子から変えたいという思いもあり、八王子地区委員会から打診を受けた時、立候補を決意しました。


11ー1)立候補に際して、ハードルはありましたか?

候補者活動を始めてすぐの頃、あくまでアドバイスとして、もう少しお化粧をしたほうがいいと言われたこと


11ー2)ハードルに対してどのように対処しましたか?

自分は他者にどのように見られたいのか。自分の気持ちやモチベーションを大事にしようと考えを切り替えました。髪型や服装、普段つけているマスクに気を配ることで、苦手な化粧は、自分がしたいと思う時だけすることにしました。「女性だから」身ぎれいに、華やかにすべき、というのではなくて、それぞれが自分らしい生き方、自己表現ができる社会の実現に向けて頑張りたいです。


その他、上記の項目では書ききれなかったことで、市民に伝えたいことがあればお書きください。

誰もが自分らしく生きられる社会をつくる理念に惹かれて障害者福祉に飛び込み7年。一人ひとり異なる障害特性を持つ利用者のニーズをくみ取って、支援の道筋を立てて実行するのが生活支援員の仕事です。市議も地域住民のニーズをくみ取って政策を立てるのが仕事です。本質的には同じだと私は感じています。都議になったアオヤギ有希子さんから議席を引き継いで、市民の願いが届く八王子にむけて精一杯取り組みます。


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