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2017/03|佐賀県 一人旅|行ったことのない場所へ

(2017/03/某日)記。

「青春18きっぷ」を使って佐賀に帰省を試みてはや数日。まだ「青春18きっぷ」が数回分余っていたので、消費しようと思います。

久しぶりの地元・佐賀なので、せっかくなら今まで行ったことない場所へ行こうと思います。

旅先は「伊万里」と「肥前浜」「多良」にしました。だいぶ距離がかけ離れていますが、時刻表とにらめっこしながら無理くり旅程を詰め込みました。なんとかなりそうです。

とりあえず、地元の最寄り駅から始発で出発し「伊万里駅」へ。

古来、伊万里湾での貿易で栄えた町、という印象があります。あとは「伊万里焼」ですかね。市内を散策してみますと、「伊万里焼」の焼き物が町中に散りばめられています。面白い。

「伊万里駅」から秘窯の里「大川内山」へのバスが出ているとのことで、行ってみます!

だんだんとバス停間隔が長くなります。地元の方々がバス停の場所じゃなくても、好きなところで乗り降りしているのを見ました。こういうシステムは初めて見ました。

「大川内山」に到着。まさに秘密の窯元(技法が他に漏れないように窯をここに移したのです)、というくらい山奥にありました。でも、けっこう気軽にバスで行けました。

2017年03月撮影|大川内山
2017年03月撮影|大川内山
2017年03月撮影|大川内山

そして伊万里駅まで戻り、次の目的地へ移動します。せっかくなので使った事がない路線「筑肥線」を使いたいと思います。「山本駅」まで行き「唐津線」に乗り換え、「久保田駅」で「長崎本線」に乗り換え、「肥前浜駅」を目指すことにしました。

だいぶ遠まわりしてる気がしますが、これもまた楽しい。この歳になって、故郷の知らなかった姿を知る楽しみにハマることになるとは。佐賀の路線攻略もやりたくなります。

夕方近くになりましたが、「肥前浜駅」からの「肥前浜宿」に到着です。

2017年03月撮影|肥前浜宿
2017年03月撮影|肥前浜宿

酒蔵と伝統的価値のある建物が立ち並びます。ここまで来ると、けっこう地元からは近い立地にあるのに、こんな外観の町並みが有るなんて、全然知りませんでした。

次は「多良駅」へ向かいます。多良は、「大魚神社」という海中鳥居が有名です。

有明海は潮の満ち引きがあることで知られていますが、ここ多良町は特に干満差が大きい場所です。確か、多良町を「月の引力が見える町」と紹介していた記憶があります。

「大魚神社」は満潮時は広島県の「厳島神社」の様に、海に鳥居が浮かんでいるように見え、干潮時には海へと続く道が現れます。ちなみに、この日は干潮の時でした。

2017年03月撮影|大魚神社

あんまり知られているイメージは無かったのですが、ここ最近はInstagramでバズっている?ようでした。とりあえず、日がくれる前にたどり着けてよかったです。

もう来月で大学2年に進級しますが、この一年を振り返ると、大学生になって行動範囲が広がったなぁとつくづく思います。

また特に、まさか自分が佐賀を観光・旅しようと思い立つ日がくるなんて、驚きました。進学で地元を離れ、一人暮らしを始めたのも、その大きな変化の要因の一つかもしれませんが。

今までは、早くここから出たくてしょうがなかったのです。18年生きてきて、ここで見ることができるモノは全部見た気になっていました。

この大きな心の変化は、恐らく、物理的・心理的な距離ができたこと、他の場所を知ったことによって、故郷を客観的に見る余裕が生まれたからではないかと思っています。

「離れて故郷を見る」。何か、制作のヒントになりそうな旅になりました。

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