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別府東山ハイキングレポート

 天気良かったなぁ。集合は志高湖駐車場、参加者は4名。前回、霊山に登ったメンバーだ。今日は標高600mに位置する志高湖の周りを一周すること。初めてのコースなのであくまでも下見ということにした。さて一周と言っても様々で、志高湖を1周1,8kmの30分コース、志高湖の東端から神楽女湖の遊歩道を歩き, 神楽女しょうぶ園を廻る3,5kmの1時間コース、神楽女しょうぶ園を過ぎ、神楽女・おじか遊歩道を森林浴しながらおじか迄登る7,1kmの2時間コース、どれも下見としては物足りない感じがして微妙なので、ここは大きく別府東山ハイキングと称する11.2キロの3,4時間コースを選択した。

 出発は9時半、コース地図を片手に持って、コース上にある「別府東山ハイキングコース」と表示された矢印とその向きに従って進んで行く。何故か先頭は方向音痴の私、不安で仕方ない。緩く登って緩く降ることを繰り返しながら、由布、鶴見の山を様々な位置から望みながら、ほぼジグザグに進んで行く感じなんだな。途中、これってハイキングなのという問い掛けがある。登山ではないし、トレッキングとも言えない、ちょっとフラット感が少ない気もしないではないウォーキングだからハイキングとパンフレットにも書いてあると言い訳のような説明をする。言い出しっぺの私のせいではない。

 それでもコースには、じわじわとまだ浅い秋色の木々と枯れ葉を踏む音、沢の水音と丸太の橋に、落ち枯れ喰い尽くされたイガ栗、バッタにカエルにカマキリにカタツムリ、自生する柿に柚子に唐辛子、蜘蛛の巣に竹林に椚林に杉林、日が射す道は暑く、日陰はひんやりと涼やかだ。延々と非日常の土くれ石くれを踏み、倒れた朽ちた枝を踏み割る音、小鳥のさえずりをコース全体に配置してくれている。

 地図を見ながら進むも、途中途中で歩き手の判断を要求される「これはどっち?」箇所幾つもある。アドベンチャーと言うのだろうか。不安を抱えて進むとコース表示がある。間違ってなかったと自信を高める。コース表示を過ぎて次のコース表示まで、不安メーターが高まって行く。コース表示が目に入ると一気に不安が解消される。これを繰り返しながら進む。このコース表示が全部で 73本立っていた。高低差のアップダウンと不安差のアップダウン、先頭を行くとハイキングは倍楽しめることになる。

 一番期待した紅葉は次回19日の本番が最高かも知れない。神楽女湖も季節が違う。志高湖にはお馴染みのスワンボートの本物の白鳥たちが浮かび、その周りにはキャンパーたちの色とりどりのテントが張り乱れていた。途中、何度か休憩も入れながら景色も楽しみながらの11.2キロ、累積上昇480m、所用時間は約4時間。達成感あり。ソフトクリームで乾杯だ。これで下見は終わった。さて、霊山よりは緩く、高崎山よりはハード、でも十分に楽しかった。参加した皆さん、お疲れ様でした。20231103

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