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朝練ライドは由布川渓谷

 1か月前の朝練は大分川ダムだった。今日の朝練は由布川渓谷、例によって大分駅5時集合でスタートだ。参加者は3名、大分インター脇を通ってゆふみ病院を抜けて、少々の坂道を登れば着いたはずと言うのが、一昨年の6月の記憶だから心もとない。確か、ソロライドから初めてグループライドをした時で、なんとメンバーも同じだ。帰ってからFacebookを見て思い出したわ。

 だから、どっちの道だったかな、こっちかな、まあ方向は間違ってないから行こう行こう。こんな感じだから、言わんこっちゃない、激坂に行き当って全身汗にまみれて自転車を押すことになるんだな。息も絶え絶えで、やっときのこの里に出て水分補給、後5キロを漕ぎ登って目的地、由布川渓谷に到着。

 一昨年に来た時は、豪雨災害で渓谷まで降りることが出来なかったけど、今日は出来た。長い長い階段を降りる。織りながら帰りはまたこれを登るのは嫌だと叫んでみる。

渓谷の下に降りてみると、切り立った崖から滝が幾筋か落ちて、上流を見ると大きな岩がゴロゴロと積み重なり、下流は緑の木々の隙間から陽射しが咲き込んでいる。風には滝の雫が混じって、膝上まで浸けた川はとても冷たい。涼に包まれるとはこんなことなんだなぁ。

 北九州から来たという沢登りの同じ年恰好の2人が、ヘルメットにライフジャケット、手袋に専用シューズとポールという完全装備で1キロ先の滝を目指すのだと言う。行きたい行きたい、チャレンジしてみたい。ただ今日は装備も体力も持って来なかった。仕方なく、お気をつけてとエールで見送った。

 さあ、この階段を登って帰ろう。帰りは8割方は下りだ。8時に由布川渓谷を後にして、景色を楽しみながら、時々お喋りもしながら、時間と共に強さを増す陽射しに焼かれて、9時過ぎ南大分あたりで散開した。総走行距離42キロ、いい朝練だった。20220807

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