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タケノコ狩り

 日曜日の朝、市街地を少し外れた竹林に行くと、雨後のタケノコがイノシシに取られずに待っていてくれた。サイクリング部の部長がタケノコ掘りをしたいと言うので、以前から竹林整備の手伝いをしたことのある知り合いに連絡すると快諾、あるだけ全部掘り出して欲しいとのこと。

 私以外はタケノコ掘りは初めて、8時に掘り始めて、5本も掘り出す頃には汗が滴り落ちる。1時間もせずに大小20本くらい、量も十分ながら、体力が限界、続いて、近くの河川敷にワラビを採りに移動、これがまた楽しい。93歳の部長のお母さんも採って喜んでくれた。知人のSさんが野草やらこの一帯の生き物に実に詳しい。足元の雑草にも食べられるものがあることも教えてくれた。

 小川にはコイが産卵のために遡上して、バシャバシャと賑やかに水を叩いている。最後にフキまで採らせて貰った。次は連休中にハチクを採る約束をして、お礼を言って帰路に着く。日曜日の朝の僅か1時間半、自然の中でなんとも贅沢な時間を過ごすことが出来た。20230416

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