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運動の火

 やっと秋らしくなった週末、土曜日の午前中は大分トキハ前で「優生保護法裁判に正義・公平の判決を」最高裁に求める街頭署名活動に参加。秋のイベント最盛時期と重なったこともあって、トキハデパート前の人出は驚くほど少ない。道行く人に声を掛けチラシを手渡す、署名をお願いする。

 さあ適当だけど10人に一人がチラシを受け取ってくれて、30人に一人が署名をしてくれる感じだったろうか。

 私はチラシを担当したけど、面白いのよ。チラシを受け取る人より、受け取らない人の受け取らない振舞いが三者三様で、全く無視を決め込む人、毅然とした拒否を表明する人、申し訳なさそうにする人、遠巻きに進路を変更してやり過ごす人、いろいろでもう楽しくて仕方ない。

 一方では受け取らない人へのちょっとした腹立たしさ、あんた達がこんな大事な署名活動の前を無関心を装って素通りするから社会は変わらないんだぞと、心の中で自分にも聞こえないくらいの声で叫んでみる。

 こんな街頭署名活動やっていると、35年前くらいにも共同作業所の運営資金の募金活動、ひまわり号の募金活動、社会福祉法人設立の募金活動と幾度となくこの場で道行く人たちにお願いして来たことを懐かしく思い出すなぁ。いつかこんな活動や運動をしなくてもいい時代が来ることを願ってもいるけれど、今は逆にこんな泥臭い運動が消えないことへの願いが強いんだな。20231014

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