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修理と治療

 一昨年の夏に痛み出して飛び込んだ自宅近くの歯医者さん、痛みも取れて、さあ、この死にかけた歯と歯茎をどうするか、レントゲンを見ながら頭を抱えていた隙に、二度立て続けにすっぽかしてしまった。
 歯の傷みも喉元過ぎれは何とやらながら、その時から歯ブラシを電動に替えて磨きに精進をしたのにも関わらず先週ついに、かぶせ物が取れてしまった。その被せ物に寄りかかっていたブリッジまでもがグラつき始めて、まともに物が食べられない。困り果てて、受付のお姉さんに電話で頭を下げての予約が今日。
 コダマサイクルに昨日のパンクの修理を頼んで、その脚で歯医者へ。申し訳なさそうな素振りで受付に保険証を提示、その後、待合室から診察室へ。マックのペーパーナプキンに包んだ取れた被せ物をポケットから、上下のブリッジを口から出して衛生士さんに渡す。うがいと歯のチェック、微妙な待ち時間に、持って来た本を開こうかと迷っていると、しばらくのご無沙汰でしたと先生がやって来た。一昨年のすっぽかしを詫びると、笑いながら相変わらず自転車は乗ってますかと聞かれて、自転車好き同士の自転車話でこれまでの1年数か月が一気に縮まる。治療は取れた被せ物を接着剤でくっつけただけ。これが取れたらまた考えましょうと言うことで、無事に修理完了。
 自転車のパンク修理も無事に完了。歯医者代金1,600円、パンク修理代金(含むタイヤ1本チューブ3本)9,337円、擦りむいた膝がジーパンに擦れてヒリヒリと笑う。

2021年1月28日

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