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集合場所まで21キロ

 6時15分に飛び出して、明野の坂を登り下り、下郡バイパスに乗って、ワサダタウン、木ノ上を抜ける。この時間の風は冷たくて気持ちいい。十分過ぎるスタート地点までのライドで7時15分には、まるみや狭間店に到着。部長に熱中症予防の厳しい諸注意を受けてスタート。
 参加者3名、目的地は芹川ダムと水の駅おづる、距離は12キロだけど、ほぼ登りっぱなし。部長が下見までしてくれた618号線は、道は細いが行き合う車が全くない。由布岳、鶴見岳がくっきりと見える。喘ぎながらも小鳥のさえずりと道の両側に覆いかぶさる木々の緑を抜けるマイナスイオンの冷風が気持ちいい。山の稜線と空とのコントラストも際立つ。登ること1時間半、芹川ダムに到着、小学校の遠足以来かも知れない。
 釣り人があちこち、船釣りも数人いるわと思っていたら、エンジン音を響かせながらモーターボートが水面を横断、釣り人たちが顔をしかめる。遠すぎて見えたわけではないけれど、きっとそうだ。ななせダムほど、見るところもないので、堰を往復しただけで2.5キロ先、もう一つの目的地、水の駅おづるに向かう。うおりゃと登ったら着いた。
 まず、湧き水を飲む、旨い。続いて、ソフトクリームにするか、豆腐にするか迷う。結局、部長と私がおぼろ豆腐のホット、Tちゃんは厚揚げ豆腐、何か注文すると、豆腐が一切れサービスでつく仕組み。味も量も大満足。部長持参の山形のサクランボ「佐藤錦」のデザート付きだ。しっかり休憩を捕って10時には来た道を後戻る。
 今度はご褒美の下りだ。カーブをめがけて身体を左右に倒しながら冷風の中を突き進む感じだ。途中、キジに出会い、部長は道端のフキを収穫、1時間で集合場所に到達。ここからは流れ解散ということになった。
 私はこれからポタリングだ。TOAST coffee roasterに寄って、Sparkle Oita Racing Teamのカフェに寄って、わだぺっと牧場に寄って、13時過ぎには帰宅、もっと暑くてへとへとになることを予想していたけれど、全然、涼しくて元気、さあこれから家のことをしよう。ちょっとその前にアイスを食べよう。本日の走行距離70キロ。参加した皆さん、お疲れ様でした。

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