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ちょっと暑かったライド

 7時まるみや狭間店に車で集合、今日は部長と二人。簡単な打合せをして、現地で臨機応変に対応できるように車2台で、そのまま道の駅慈恩の滝に向かう。自転車に乗り換えて、慈恩の滝で涼を浴びて、8時半に出発。今日の目的地は夜明ダムと部長大好きな県境往復に決定。まずは、準備体操に210号を5キロ先の天ヶ瀬温泉に向かう。昨年の夏の豪雨災害の爪痕がまだ残っている上にコロナもあって、かつての賑わいはどこにもない。
 五馬入口の三叉路を210号には乗らずに、急坂に挑む。直ぐに桜滝の案内表示、せっかうだからと200メートル脇道に入る。おー綺麗な姿の滝だ、涼しい。しばらく走って647号に乗って、山合を縫うように走ると、意外に涼しく、蝉の鳴き声が絶え間なく降り注ぐ。10キロと少し走ると三隈川に出る。アユ釣りをする人たちが川に入っていたり、川筋から竿を下ろしている。横目に見ながら10数キロ先の夜明けダムまで一気に漕ぎ出す。
 芹川ダムにななせダムに比べると規模は小さい夜明ダム、それでも限りなく福岡県に近いダムまで来たことに感激、そのまま210号を県境に進む。あったあった、ここから朝倉市の標識、大分県と福岡県を行ったり来たり。部長も大満足したので、折り返して、休憩のため「とうふの飛太郎」で、豆腐をアレンジした大分にはない商品に出会う。買って持ち帰りたいけど、自転車とこの暑ささは無理、仕方なく部長は豆腐枝豆天に、私は豆腐ソフトを食する。旨いわ。
 一息入ったところで夜明駅に向かう。ダムにしても駅にしても、この夜明けに惹かれてしまう。久大本線と日田彦山線が乗入れる駅だけど、調べたら日田彦山線は昨年の災害で運休のままみたいだ。この時間もマニアの鉄男さん2名が上等なカメラを構えて、シャッターを押していた。
 まもなく11時、これまで薄曇りだったのに、雲間から強烈な日差しが射し込み始めた。取り合えず、日田駅に向かう。駅にはあちこちに新劇の巨人の絵やらオブジェが配置されている。それにしても暑い暑い。日田駅で冷却のためかき氷を、たくさんの風鈴が吊るされている傍のベンチで、日田高校の真面目そうでイケメンの学生さんと相席で食べる。駅の一番のモニュメントにHITAと言う文字にIが欠けているのを見て、てっきり壊れてIが無くなったと思っていた私たち、すると、若い人らが無くなったIの場所に立って、写メを撮り合っているではないか。そういうことだったのねと顔を見合わせて照れ笑い。せっかく日田に来たんだから、アユを喰うかウナギを喰うかで相談したものの、お昼時でどこも満杯、アユもウナギも諦めて、屋形船を眺めながら手持ちの補給食を食べて我慢、天ヶ瀬駅に向けて重たいペダルを漕ぎ出す。
 来た道を辿るもアップダウンに強烈な日差しが照り付ける。無理せず小まめに休憩と水分補給を入れながら、ヘロヘロ状態で天ヶ瀬駅の観光案内所に駆け込む。エアコンがよく効いている。熱中症寸前、ヤバかった。しっかり涼を取ってリスタート。天ヶ瀬温泉は玖珠川沿いに点々と混浴露天風呂100円がある。どこから見ても丸見えの露天風呂だ。老若男女、入る猛者がいるんだろうなぁ。ちらっと見てみたいものだ。
 さあ、5キロ先の慈恩の滝まで交通量と工事中だらけの210号を走る。歩道は雑草だらけで走れたものじゃない。部長も途中で断念。今度は工事中の片側通行、自転車が走れる幅はほぼない。悪路めとぶつぶつ言っていたら着いた。ひゃー部長、お疲れ様でした。朝は誰も居なかった道の駅が、車と人で一杯になっている。さっさと土産を買って、ここで解散することにした。
 その後、部長は山田温泉に入って帰り、私はFB友の麻生さんが始めたカフェにお邪魔して美味しいケーキとアイスコーヒーとお喋りをして帰った。麻生さん突然の訪問でお世話になりました。本日の走行距離は62キロでした。20210725

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