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本ときどき書評

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読書は大好きで、いい本に出会うと、この本もう一度読むと、腑に落ちるだろうなと思いはするけれど、他に読みたい本だらけ、だから立ち止まって書評なんて、なかなか書けないのです。
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2018年4月の記事一覧

物語のなかとそと

物語のなかとそと

朝が来たことを教えてくれるのは、
鳥のさえずりだったり、
漂うコーヒーの香りと
優しい声であったりしたことがあっただろうか。
頑張って記憶を遡ってみても、
そんな経験はない。

今は大方、尿意が朝の訪れを知らせてくれる。
5時前だったり、6時前だったり。
眠気をまとったままトイレに行き、
再び寝なおすも、二度寝していいんだという安心感からか、
眼が覚めてしまう。
枕元には夕べ読んでいた江國香織著

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