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九州周遊旅② 〜長崎→鹿児島〜

長崎2日目の朝、起きてドミトリーの部屋をそっと出る。
顔を洗っていると、オーナーの40代くらいの女性も起きてきた。
このオーナーは、ゲストハウスを運営しながら、ドミトリーに住んでいるみたい!
これは無い発想だった。素敵だな〜。毎日が出会い。
寒くなかったー?と聞いてくれた。荷物置いて行っていいし、傘も使っていいよ〜とのことなので、傘を借りて身軽に外に出た。

まずは朝ごはん。早朝からやっているところは色々調べて美味しそうだった長崎港ターミナル内にある食事処南蛮亭のモーニングセット。
ターミナルには朝からたくさんの人が。
五島列島とか、軍艦島もいつか行きたいなぁ…

カレーと五島うどん美味しかった…!

食べ終わってもまだ全然8時前だったので、お散歩しながらグラバー園に向かう。

長崎県立美術館

この美術館、隈研吾設計で、運河で分断された二つの土地にまたがっている。
あーここもゆっくり中を見たかった…


8時ジャストにグラバー園に到着。まだ人気のない中、動く歩道(かなり急)に乗って入り口へ。

グラバー邸などを見学。長崎の原爆の難を逃れ150年以上ここに建っているそう。

グラバー邸
この景色を見ながら生活したい…

その後、大浦天主堂へ。
写真はグラバー園に行く前の早朝に通りかかった際にいた猫。
まるで神父のよう。写真を撮ってもびくともしなかった。

大浦天主堂
長崎ねこ

教会はステンドグラスの光が美しく神秘的な空間だった。
教会を出ると展示館的なところがあり、潜伏キリシタン関連の展示は見てて辛いものだった。
一通り見終わって、少し疲れたのでお茶をする。

ハヤマコーヒーで一服。

その後オランダ坂も行ってみる。私立女子大もあって、女子学生らしきひともちらほら。

オランダ坂

最後の最後にやっぱり出島に行ってみる。
今でも出島という地名が残っていて、教科書の話って本当なんだと改めて思う。

出島

やっと駅について、ゆっくりサバカツ定食なんて食べていたら、予定の列車を逃してしまった。長崎は今度またゆっくりみたい!!

サバカツ定食

長崎から武雄温泉まで新幹線かもめ、武雄温泉から新鳥栖まで特急リレーかもめ、新鳥栖から熊本まで新幹線つばめに乗る。
熊本では本当は熊本城を見たかったけど、時間の都合でカット。また絶対来よう。

熊本駅は乗り換えまでの間見て歩くことができた。熊本駅は安藤忠雄設計で、熊本城の石垣をイメージ。

コンコース。城っぽい。
外観。城っぽい!
壁の中にコインロッカーなど。
熊本は水が美味しいらしい!
この壁もなんだかおしゃれ

後から調べたら在来の上家が集成材らしい。うわー見るんだった…!
熊本から新幹線さくらで川内へ。川内から、肥薩おれんじ鉄道に乗り換える。

オレンジカラーのきっぷ

海を眺めながらたどり着いたのは、鹿児島の海辺の田舎町、阿久根。ボンタンとイワシが有名。
この駅が温かみがあってすごく良かった。
小学生がたくさん勉強していて、小さな図書館とお土産屋さんがあって、素敵だった。

阿久根駅
置いている家具が高級感があった
本棚

阿久根駅から15分ほど歩いたところが、本日のお宿。ここが、今回の旅で一番気に入った場所と言っても過言ではないくらい素敵なゲストハウスでした。

リビング

一階がカフェとショップ、2階がイワシの加工工場、三階がホステルになっていて、鉄筋コンクリートの建物をおしゃれにリノベしている。部屋は天井のあいた個室で、二段ベットのドミトリーよりもプライバシーが保たれるのに、ひとりぼっちじゃない感じがとても心地よい。

個室の中

近くに二つも銭湯があったので、どちらがいいかスタッフの方に尋ねておすすめをきいたけど、そこはダラダラしていたら7時で閉まってしまった。

そこでおすすめされていない方の銭湯に行ったんだけど、そこがちょー良い温泉だった。
露天風呂まである掛け流しの温泉で、塩のきいた温泉は芯から温まった。
暗い露天風呂に覆い被さるようにヤシの木が生えていて、東北では見ない光景なのでワニでも出てくるんじゃないかと恐る恐る入ったが、とても気持ちよかった。
どうやら旅館が併設されていて、そこにどこかの高校球児が泊まっているようだった。この球児たち、駅から宿に向かう時に一生懸命ランニングをしていた。

ぼんたん湯

その後スーパーへ。ご当地スーパーに行くの大好き。8時閉店だから焦った。さっきの高校球児たちも色々買い物して出てきた。青森県産りんごが売っていて、はるばるきたんだなぁと同郷の人を見るような目で見てしまった。

やっぱり海鮮

夕飯に海鮮と、焼酎、鹿児島の甘い醤油を買ったけど、ちゃんと同じメーカーの醤油のパックが入ってた。九州のお刺身用の醤油がうまいってみんな言うから、お土産にしよう。

同じ日に泊まったのは、なんと私ともうひとり、フィンランド出身で姫路在住のサイエンティスト、モニカさん。姫路に一年住んでいて、もう一年したら帰るんだって。
なんとか出川イングリッシュで会話。
通じてすごく嬉しかった。
モニカさんは日本の運転免許をとって、車で九州を私とは逆回りに回っているんだって。
マリメッコとイッタラが好き、と話すと、日本人はみんな好きだよね、って言われた笑
日本は地方によって文化が違うのに、そのすべてが日本ってことに驚いてた。なんとか日本にいるうちに回りきりたいそう。私の地元もおすすめしておいた。

明日の朝食を楽しみに、おやすみなさい。

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