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写真

私が高校生の時、同学年では7割の人はスマホを持っていて、3割はガラケーという時代だった

私はスマホではなく、ガラケー派だった
なので今ほどパシャパシャと写真を撮らなかった気がする

だから高校生の頃の写真は、部活やクラスのグループラインに載っている誰かが撮った写真ぐらいだ

でも大事な風景は、頭の中にはっきり残っていて、写真が無くても思い出せる
大体は、教室の風景では無く、部活を一生懸命やっていた頃の風景だ

大学生になってInstagramを始めて、
当時付き合っていた彼氏と色々な所に行って写真をあげた
顔を載せなかったので匂わせだと言われた

だんだん自分の写真が気に入らなくなった

Instagramは無意識に他人と比較してしまうし、どうやったって自慢になるのに、自慢だと思われないように不快に思われないように気を使って投稿した
そして無駄に疲れた

就活が始まる頃、Instagramのアカウントを消した
そしたら思った以上にスッキリして、自由な気持ちになった

私には一つ下の妹がいるが、妹は高校生の頃からInstagramをやっていた
ものすごい加工をして、ひとつの投稿に時間をかけて「作品」をつくっていた
妹も大学生になるころ、Instagramをやめた
そんな妹は何年か前からフイルムカメラにはまっていた
家にある古いフイルムカメラを出してきて、写真を撮っていた
その写真はすごく惹かれるものがあった

時間をかけて加工した写真から、何気ない一瞬を切り取る自然な写真になった

妹の影響をうけ、旅行に行く時は使い捨てカメラを持って行くようになった

私が小学生の頃の修学旅行は、使い捨てカメラの時代だったなぁ。としみじみ

沖縄やタイで撮った写真は沢山の太陽が当たって色が美しい写真が撮れた
曇っているときに撮った写真は、セピア色になり、これもまた気に入っている
現像するまでわからないのがワクワクする
お気に入りの何枚かは焼いて、アルバムにしている。

noteの記事のヘッダーも、なるべく使い捨てカメラで撮った写真にしているが、とてもしっくりきている。





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