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読書録

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#蹴りたい背中

ボッチだった青春

ボッチだった青春

「蹴りたい背中」という綿谷りささんの小説は、何度読んだかわからない。

中身の前に表紙のデザインも大好きなのだが、見ただけで青春って青くて黒くて薄暗くて眩しい時間だったなと思いだす。

私は小学校を三つ行った。
父親の仕事の関係で仕方なく、それもいつも急だったが、転校はそんなに嫌ではなかった。
なんだか、新しい自分になれる気がしたからだ。

でも新しい環境ではいつも、最初だけ注目を浴びて、すぐに一

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