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地球循環型社会に向けて私たちができること
こんにちは!
皆さんは、「地球循環型」という言葉を聞いて何を思い浮かべますか?
私が拠点としている水窪の星の駅碧-AOI-は
身体と地球に優しい、世界中の衣食住のアイテムを楽しんでいただける
ショップやカフェ、コワーキングスペースとして運営しています。
普通のショップとは違い、水窪から各地へグッドニュースを届けていく
『地球循環型インフォメーションセンター』としての役割を目指しています。
そもそも地球循環型とは何か?というと、
循環型社会の実現に向けて、碧が大切にしている7つのキーワードがあります。
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リクレイム、エシカル、トレーサビリティ、グルテンフリー、オーガニック、ヴィーガン、ハートフル
一つ一つの意味は割愛させていただきますが、
買い物を通じて、
楽しみながら地球を大切にしていく事を体験していただき、
情報発信をしていけたらと思っています。
それは無理して押し付けるのでなく、たとえば、まずは洗濯洗剤を環境に優しいものに変えてみる、
食事の添加物を減らして、安心安全な食材を選んでみる、
そんなことから少しずつ意識を変えていく事が大事だと思っています。
水窪は愛知県と長野県の県境に位置し、天竜川の支流である川が流れ、
町全体の96%が森林で占められている町です。
水や空気が綺麗で、野菜が美味しい、本来の水窪の良さを、
地球循環型という、環境を守る活動を通して、伝えていけたらいいなと思っています。
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ここで、私の自己紹介をさせてください。
天竜商工会青年部、水窪支部の耳塚由加里と申します。
私は18歳まで水窪町で育ち、その後大学進学で愛知県へ引っ越し、
一昨年Uターンで水窪へ戻ってきました。
大学では建築を学び、そのなかで地球環境に興味を持つようになり
空気や水に関わる設備設計を専攻していました。
その後空調企業に勤め13年の実務を経て、個人事業として起業しました。
とはいえ、空調設計を事業としているわけではなく
今では水窪で採れた松を使って天然酵母パンを焼いたり、
『水窪の星の駅碧-AOI-』のマネージャーとして運営管理を行ったり、
空き家のリノベーションに携わったりしています。
こちらの事業は、わたし1人でやっているわけではなく、4年前に水窪へ移住されてきた、
宇佐美さんご夫婦が運営するビソワビレッジ株式会社と業務提携を結び、
共同で事業をさせていただいております。
宇佐美さんの活動は、インスタグラムがきっかけで知り、
地球循環型を提唱する『BISOWA』のコンセプトや思いに感銘を受けて、
参加させていただく事になりました。
以前から自分も水窪に対して何かしたい!
という思いが強く、
そんな中、私と同じようにUターンで水窪に戻ってきた美容師さんから
「青年部に入ってみませんか」と、誘いを受けました。
面白そう!と思って入ったのがきっかけですが
自分の事業が、青年部を通じて、地域の活性に繋がっていったら、という気持ちで活動しています。
その中で私がやり始めたことの一つに、自然のものを活かすという意味で、
山で採れた赤松から酵母菌を摂って、天然酵母パンを作り始めました。
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これはビソワの発起人の宇佐美さんが発案したことで、
それを商品として形にしていくのが私の役割になり、松葉天然酵母パンは今では碧の名物の一つになりました。
このように1人だけでなく、連携とって、
それぞれの得意な分野で衣食住の形を作っていくのは、
すごくやりがいがあって楽しいです!
また、碧では地域通貨も取り入れた会員制の活動も行っており、経理・会計の面でも
感謝経済を循環する取組をチャレンジさせてもらっています。
そんな碧に来られて、星の駅を作りたいという人も続々と現れていて、
BISOWAのチームとして、各地に星の駅を作る活動もしています。
以前に、文化庁の助成事業で『アーシストインレジデンス』という
各地域のアーシスト といわれる「地球に根差す活動をしている人たち」が集まり、
地域の課題に向き合いながら、感じたものを表現し、芸術作品の制作を行うという事業の中で、
私はアーシストのケア、食事の用意で参加させていただきました。
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音楽や、ダンス、歌、写真、映像など、プロの方々と接する時間は、とても贅沢な時間でした。
私は子供の頃、ピアノでプロになりたいと思っていたこともあり、
芸術活動にはとても興味を持っていたので
アーシストの方々が混ざり合って水窪で生活しているのが、すごく面白かったです。
中にいては気づかない、外から見た水窪を知ることもでき、
まだまだ地元には魅力が沢山残っていることも気づかされました。
また、水窪祭りという地域最大のイベントは
お囃子の笛や太鼓のメロディを聞いたらみんなの血が騒ぐような、
地元の方々の想いを一つにできるお祭りです。
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昭和30年代では人口1万人を占めていた水窪ですが、今では約1700人。
お囃子を奏でる人も高齢化してきており、
それを継承したいと思い『みさくぼ民謡研究会』を立ち上げました。
古くから伝わる民謡や、お囃子など研究して触れる機会を作っていき、
地元の伝統文化を伝えて行けたらと思います。
今は月に一回、遠州民謡歌手の方をお招きしてミニライブをして、
少しずつ活動を深めているところです。
外から水窪に入ってきた文化も沢山あると思うので、ルーツを研究する事によって、
その根源の地域の文化にも触れるきっかけを作って行きたいです。
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水窪のいいところは、団結力が強いことだと感じています。
そのエネルギーを活かしつつ、地域の方々とも連携して青年部の活動も充実させていきたいです。
そんな水窪・天竜区には縄文遺跡がたくさん残っている事などから、
約一万年、争いのなかった時代と言われているように、
人間だけじゃない、自然や動物が仲良く過ごしていたんだろうと想像できます。
自然とのバランス、地域とのバランス、移住者とのバランスを感じて
土地に残る声を、歴史と共に感じながら活動していきたいです。
水窪出身でありつつも、移住者の人たちと一緒に事業を行いながら生活していることは
外からの文化を知ることに繋がり、
私自身も系列店がある東京や静岡市を、行き来しつつ活動もしているので
より水窪の良いところや課題も見えて、バランスよく様々な角度から
活動に活かしていけたらと思っております。
今後の課題の一つである過疎化に対し、
定住のみならず、中長期滞在型の施設を準備中です。
地域に触れてなにを感じるか、たくさんの意見を取り入れつつみんなの課題を解決していきたいです。
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(アーシストビラ アーク ニジノイエ)
空き家を受け継いでリノベーションをし、衣食住全部、出来ることを模索し続けていますので、
これを機に、ぜひ、ここにいる方々も水窪に遊びにきて下さい!
地域の課題は、その地域だけでは解決できないのは事実で、水窪への想いは強いですが、
いろんな人と繋がって天竜区、浜松市、全体を見ながら、みんなで活動していきたいと思っています。
本当にいろいろやりたい事が沢山あり、全部が少しずつ、一歩一歩進んでいる状況ですが
地域のご年配の方々からも、水窪を大切に残してほしいという思いや歴史をお聞きすることもたくさんあります。
応援してくれている人たちも沢山いらっしゃるので、その声に応えられるように、活動していきたいです。
青年部に入って、まだ活動が浅いですが、
青年部に入ることによって、
繋がりが生まれてどんどん世界が広がっているので、これからがとても楽しみです。
7月には、水窪在来種のじゃがいも「みさくぼじゃがた」をPRする物産展「じゃがた祭り」が行なわれます。
コロナの影響でなかなかイベントが開催されず、去年は縮小されての開催でした。
今年は青年部の活動として、水窪じゃがたを使った松葉天然酵母パンで出店したいと思っております
最後になりますが、ビソワという言葉は
遊びという言葉をひっくり返して、ビソワという言葉が生まれたそうです。
モノや情報が溢れる現代に、しいていうなら、遊び心が足りない今の世の中、
固定概念をひっくり返していこうという背景の元、私はこの『ビソワ』のプロジェクトに参加しています。
ぜひ皆さんも一緒に、遊びましょう!
2023.6.14
令和5年度
西遠地区商工会青年部 主張発表大会にて
発表させていただいた原稿をご紹介させていただきました。
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発表の結果は優秀賞でした!
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