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2023年度振り返り~2024年度の耳すま予告~「女子サッカー」という「ジャンル」「括り」についての現時点での感覚

おはようございます。

こちらのnote、久々の更新となってしまいました。
すみません。

2024年度の耳すまの話をする前に、
2023年度の耳すまnoteを振り返っていきましょう。

2021年度から始まった「女子サッカーに耳をすまして」。
有名選手にインタビューしたり、観戦レビューを書いてみたり、
草の根の女子サッカーの現場を記事にしたり、
色々な形で発信してきました。

2023年度は、耳すまの住むまちで
「ジョガボーラきららさいたま」
という多世代型のサッカー団体を立ち上げた関係もあり、
少し頻度を下げて活動していくようにしました。
最初の2年は1人で発信していましたが、
2023年度は、自分が発信するのではなく、
他の方の発信をシェアするやり方を中心にシフトしました。

女子小学生の投稿や、

旧友と始めた、「耳すまラジオ」

7月・8月には、女子ワールドカップもあり、Xのスペースイベントで少しだけお話しさせていただき、女子サッカーコミュニティの楽しさを体感したこともありました。

 オーストラリア在住のサッカー仲間に、貴重な女子ワールドカップ観戦記を書いてもらったこともありました。


 11月中旬にインタビューした、高知県立大方高等学校女子サッカー部監督の森周三監督へのインタビューもとても中身が濃いもので印象に残っています。

 アスリートのセカンドキャリア、やめるタイミングを探りがちな女子サッカー環境、「地域みらい留学」という新しい高校女子サッカー部活動のカタチ、日本の女子サッカー特有の心理的課題があるのではないかという問いかけ、等、様々なテーマを含むインタビューとなっています。ぜひ、読んでください。

 2023年度は、「ジョガボーラきららさいたま」の活動を通して、サッカーを、「教えない」ことを通じて何かを伝える、ということにトライしてきた年でもありました。ラジオでも佐伯夕利子さん著の『教えないスキル』を取り上げていますし、記事としても投稿しました。

 また、『ジョガボーラ』という言葉を知ったきっかけでもあった、大野美夏さんと、リアル対面したり、一緒にパリ五輪出場をかけた国立でのなでしこジャパンの試合を観戦したりする機会もありました。

 振り返ってみると、更新頻度は決して多くはありませんが、年間を通してジョガボーラの活動をしてきたこと、女子ワールドカップがあったこと、耳すまラジオが始まったこと、など大きなイベント・変化のあった年で、そこから様々な出会いや新たな活動・展開が始まった年でもあったなと思います。

 そして、2024年度の「女子サッカーに耳をすまして」ですが、引き続き、2023年度のやり方を続けていきたいと考えています。耳すまが発信するというよりは、発信したい方のサポートをしたり、2023年度から始まった「耳すまラジオ」を発展させたり、という形で続けていきたいと思っています。

 サッカーはみんなでやるもの。「女子サッカーに耳をすまして」も、最初の2年間こそ、1人で頑張ることが多かったものの、認知度がある程度広まってきたら、いろんな人と関わりながら展開していきたいということです。

 それを実現していくにあたり、ふとした瞬間につぶやいたXの投稿、

という考え方も大切にしていきたいなと。「変化」や、人と人の「違い」、そういうものをしっかり認識しながらも、工夫しながらつながっていく、そういうことをサッカーというスポーツから、引き続き、学び続けていく1年にしたいなと思っています。

 最後にひっかかりとして残っているのは、「女子サッカー」というジャンルについて。「女子サッカーに耳をすまして」というタイトルであることは、無条件に「女子サッカー」というものを応援していこう、ということでは、実はないんです。この文章を書いている私は、性別としては女性であり、サッカーと縁のある人生を送ってきていて、サッカーというスポーツから、沢山の影響を受けてきました。「サッカーが好き」。これはシンプルに、そう思えるんです。でも、「女子サッカー」というジャンルの中でも長く関わってきていて、違和感や引っ掛かりを感じることも沢山ありました。「女子サッカー」というジャンルって何なんだろうな~?独特だなー、というのが率直な感覚で、実は、長らく、全肯定するとか応援するとか、それだけではない、非常に何ともいえない感覚が自分の中にあって、だからこその「耳をすまして」だったわけなんです。よくわからないからこそ。モヤモヤするからこそ。問いを投げかけたタイトルで、このサイトはスタートしたのです。ジョガボーラ(男女混合、多世代)の活動などからもわかるように、だからして、スタンスとしては、「女子サッカー」というジャンルに対するこだわりが、実は、あまりないというのが、正直なところなのです。だけど、「女子サッカー」というジャンルは、なぜこんなにも強調され、独特の空気感を漂わせながら存在しているのかな?という引っ掛かりはずっとありますし、率直に言うならば、「女子サッカー」というジャンルに対し、「嫌いな部分」と「好きな部分」が両方強くある、という感じが自分の中にあります。
 具体的にどこが嫌いで、どこが好きで、というのは書きませんが、「女子サッカー」という「ジャンル」「括り」に対する引っ掛かりは、私という人間存在の根源的なところと、どこか関わっているような気もしているので、引き続き、「女子サッカーに耳をすまして」いこう、と思っています。
 こんなことは、「女子サッカーに耳をすまして」noteサイトを立ち上げた2021年に明確に思っていたわけではありませんでした。3年目となる今、ようやく、ああ、私って別に「女子サッカー」めっちゃ大好き!!ってわけじゃないな、嫌いな部分もあるし、好きな部分もあるし、しかも、その両方が、両方とも強烈に強いな、ということに気づけたわけです。
 この先、このサイトを続けていく中で、また「女子サッカー」という「ジャンル」「括り」をきっかけに、何か発見があるかもしれないな、と思います。
 よく、世間は、「好きなことをしよう」とか「楽しいことをしよう」とか「自己肯定感」とか、ポジティブワードであふれていることがあります。もちろん、ポジティブな要素というのは非常に重要なんですけど、私は、ネガティブな現象からも沢山の深い学びがあるなと考えているし、そのネガティブな現象から学ぶ姿勢があることでしか、ポジティブな現象にもっていけない、ということだって、時にあるような気がしています。何事もバランス、両輪、両極、が大切なのかなと。

 はい、ちょっとダラダラ書いてしまいました。たまにはこんな日があったっていいでしょう。2024年度は、「考えること」「頭を使うこと」、それってめんどくさいと感じる見方もできるんですけど、積極的に、「楽しむ」「面白がる」ことだってできると強く信じていて、意識してやっていきたいな、と思います。
 くどいようですが、「女子サッカー」という言葉は、耳すまにとっては、納得のいくジャンルというよりは、「引っ掛かり」とか「きっかけ」だということです。「女子サッカーに耳をすまして」から、今年度も、何か面白いこと、楽しいことを生み出していけたらな、と思います。予測不可能です。サッカーと同じですね。だからこそ、面白いんだと思います。

 てなわけで、そろそろ強引に締めましょう。
 最後まで読んでくださったそこのあなた、誠に有難うございました!
 よかったら、寄稿、コラボ企画、お待ちしています!!
 耳すまを、これからも、よろしくお願いしまーーーーーーす!!!

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