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vol.14 50m8秒トライアル with keeogo 最終回!!

1.前回のトレーニングと宿題のふりかえり

 こんにちは。2023年1月22日(日)9時~、桜新町にて、トレーニング最終回がありました!!

 前回のトレーニングの様子は、以下です。

 お尻の筋肉を使って、バランスに負荷をかけるトレーニングが宿題となりました。少し期間が空いてしまいましたが、日常生活の中で、歩いているときや、階段を上っているとき、バランス感覚が特に求められる時など、お尻の筋肉に意識を向けることを日常に組み込みながら過ごしました。

2.今回のトレーニング内容

 今回も、前回のトレーニングに引き続き、お尻の筋肉を意識しながら、バランス強化の要素の強いトレーニングを行いました。バイタルをチェックした後、歩行とランジ動作の確認を行ったのち、片足立ちの確認も行いました。前回同様、以前より、安定感が増してきていることを確認できました。
 この後からは、バランス強化のトレーニング。
 片足側にタオルを敷き、片足でタオルを後ろに引くトレーニングを行いました。

 次に、片足立ちの状態で、足を上下に曲げ伸ばしするトレーニング。

 次に、3kgのボールを使って、手に持って左右に振りながら歩くトレーニング。3kgはなかなか重みがありました。

次に、ジャンプしながら前に進むトレーニング。意外とハードです。

最後に、片足立ち交互歩行の確認。

 以上で、専門的な身体機能向上のリハビリトレーニング(50m8秒トライアル)は、全日程終了しました。今後は、この1年間で学んできたことを、どれだけ意識して生かしていけるか、というセルフトレーニングのステージに移行していきます。

3.トレーニングの成果

 当初は、50mを8秒で走れるようになりたいという、脳梗塞患者の常識から考えると、かなり無謀&危険な野望からスタートしたリハビリトレーニングでしたが、トレーナーの五十嵐さんからの専門的なレクチャーやコミュニケーションの中で、「バランス機能に課題がある」ということを意識化し、「お尻の筋肉に力を入れる」というポイントを意識することで、バランス機能を向上させることができました。具体的には、諦めかけていた「自転車通勤」や、「サッカーの試合15分出場」といった、現状維持以上の、生活の質の向上につながる成果を出すことができました。
 もし、このリハビリトレーニングを開始せず、仕事と通院だけの生活をしていたら、身体機能の向上を意識して生活することを自分1人で行うことはまずできなかったと思いますし、自転車通勤やサッカーの試合出場もまず実現していなかったどころか、現状維持以下の状況になっていた可能性も高かったのではないか、と思います。専門性を持たないままリスクを冒すことはどうしても難しいので、「ひとまず危険なことは避けよう」として、自分で自分の可能性を狭めていた気がします。

 また、直接的なトレーニングの成果というわけではありませんが、最近は、近所の小学校グランドで、ジョガボーラとウォーキングフットボールの場づくりの活動を開始しました。

 前向きにトレーニングしながら時間を過ごしてきたことが、良い刺激となり、新たな活動を始める展開を生み出したように思います。

 学び続ける、楽しむ、感謝、コミュニケーション、継続すること、etc…

 病気になってむしろ学べたことが沢山あります。マイナスに見えることも、捉え方次第では、大きな学びがあるんだなと感じています。

 keeogo代表の鹿島さんも、Facebookを通じて、

よく、過去は変えられないけど今を変えれば未来が変わると言います。
しかし、実は過去の事実は変えられないけど過去の意味は変えられるということをユーザーさんは私たちに教えてくれました。

というメッセージを寄せて頂きました。

 マイナスやプラス、失敗や成功、ついつい私たちは、表面的に見えてくる現象に意識が行きがちですが、どんな現象からも学びがあり、その現象の意味を深く、大きくしていくことができる、すべては、これからの可能性を大きくしていくためのヒントにしていくことができる、ということを、私はこのメッセージを受けて思いました。

4.終わりに

 「50m8秒トライアル with keeogo」、リハビリトレーニング全日程終了しました。トレーナーさんについてもらってのトレーニングは、これにて終了ですが、この1年以上の間で学んできたことを、今度は、自ら、様々な形で、積極的に、生かしていく番です。ですので、むしろここからが本番なのかもしれません。セルフトレーニングや身体機能向上の基礎知識を、さらに深めていきたいと思います。
 
 私の無謀なチャレンジの提案に対して、真剣に向き合い続け、これから前向きに生きていくための大きなきっかけを与えてくれたkeeogoの皆さん、本当にありがとうございました。

keep on going !

 という言葉、より深く、胸に刻んでいきます。この縁を、これからも大切に、生かしていきたいと思います。

 keeogoさんは、「AI搭載下肢装着型モビリティスーツ」「ロボティクス」といったテクノロジーの凄さに意識がいく人が多いかもしれませんが、その高性能テクノロジーを動かしている「人」の素晴らしさがあるからこそ、人間の可能性を引き出すことにつながっているんだと思っています。keeogoさんの「keep on going」「挑戦を応援する」「人間の可能性を引き出す」という姿勢に強く共感するとともに、これからの発展を心から応援しています!


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