見出し画像

食肉

生物学的には分かりませんが、人は古来から肉を食べてますから、食肉は必要な行為だと思ってます。頂いた命に感謝して残さず食べればいいですよね。

だからといって、食べるためならなんでもかんでも殺していいのかっていうと、それは違う。私は、食肉はあくまで家畜に限定されるべきだと思ってます。人だって肉を食べないといけないんだから、動物を殺さないといけない、けれど、それは最低限にしましょうねという理屈です。犠牲になってもらう最低限が、家畜ということです。

家畜の正確な定義は知りません。知ってもあまり意味はない気がします。仮に犬が家畜に含まれるとされていても、私は犬を食べることができませんから。ここでいう「家畜」とはあくまで私の考える家畜という意味になってしまいますが、家畜には牛、豚、鳥、羊、馬が含まれると思います。この動物たちは、殺して食べてもいいんじゃないかと。ただ、それ以外は、最低限を超えてしまう。

じゃあ鹿肉とか熊肉(食べたことないですが)は食べてはいけないのかといわれると、食べてもいいと思います。鹿は生態系維持のために、熊は人間との衝突のために、殺されることがありますよね。そういうやむを得ずに殺したという理由があるなら、食べてもいいんじゃないでしょうか。

あとは犬猫に代表される、いわゆるペット。これは家畜でもないし、やむを得ずに殺すこともないんだから、私は食べないという選択肢をとります。保健所による犬猫の殺処分があったとしても、その死骸を食べたいと思う人は、今の日本にはあんまりいないんじゃないですか。
韓国の一部地域では犬を食べるって言われてます。私は、犬はペットだと思ってるけれど、世界にはそう思わない人もいる。何を食べるかっていうのは、その人の文化だったり伝統、倫理観などによって決まるから、それを押し付けることはできないです。だから、犬を食べる人には、どうぞお食べください!てかんじ。

以下は、私が思う、物議醸されがち動物です。

まずはフォアグラ。フォアグラは鳥の肝臓だから、家畜にあたるわけです。でも私は、フォアグラを食べません。それは、育て方が反倫理的だと思うから。すなわち、脂肪を蓄えた肝臓にするために強制給餌を行うのです。鳥たちが強制給餌をどう思っているのかは分かりませんが、自然の摂理に反していることは事実ですよね。自然界で無理矢理食べさせられるなんてことないですからね。そういった意味で、私はフォアグラを食べません。
ただ、フォアグラはなくならないでしょう。フランスが国を挙げてフォアグラ産業を支えてますし、なによりとても美味しい。

次に鯨肉。捕鯨をやめろと、諸外国から口うるさくいわれているのは周知のことです。結論からいうと、私は鯨肉を食べてもいいと思っています。ただ、それは、鯨が自然に打ち上がった場合のみです。それなら食べても問題ないですよね。私が思うのは、わざわざ鯨をとってくるなということです。鯨は家畜じゃないんだから、わざわざ殺すなというのと同義です。日本の食文化だからとか、伝統だからというのは理由にならないと思います。文化とか伝統って、そんなに硬直的なものなんですか。男尊女卑だって昔の日本では普通だったけど、今そんなこという人どこにもいない。家制度だって、今はないですよね。時代に合わせて変容していくのが、文化とか伝統だと思っています。鯨は科学の研究にも役立てられているそうですが、鯨を殺してまでもしなければならない研究ってなんなのでしょうか。
外国に日本のことをとやかくいわれる筋合いはないとも思わないです。言うのは自由。言論の自由です。言われた上で色々考えて、自分なりに結論を出すのが大事だと思ってます。

最後にうさぎ。個人的に、うさぎは家畜よりな気がします。ただ、ペットであるという人の気持ちも理解できます。今は家畜かな〜と思っていますが、今後の世論の変化によっては、ペットであると考えを改めることも十分にある、ボーダーにいる動物です。

食事は生きるために必要であると同時に、楽しみでもあるわけですから、個人の倫理観に反しない程度で、たくさんの種類を食べれるといいなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?