6/8寄り付き前に前日の振り返り

6/8寄り付き前に前日の振り返りを行っていきます。

昨晩のアメリカ:ダウは続伸、ITやハイテク株は下落しナスダック下押し

NY株式市場では、ダウ平均は続伸の一方、ITやハイテク株が下落しナスダックは大幅下落に。
ITやハイテク株は、ここにきて買い疲れの様子も。
オールドエコノミーに資金回帰するローテーションのような動きも

懸念される要因として
✅市場は年内の利下げ期待を徐々に後退。FRBが高い金利を長く維持するのではないかという可能性。
✅高金利の維持はITやハイテクと言った成長株の将来期待キャッシュフローの下押し
昨日はGAFAMが下落しているのに加え、人気爆発となったエヌビディアも下落し4日続落となっています。

カナダからのサプライズ

今年1月の利上げを最後に3,4月と金利を据え置いたいたカナダでしたが、今回予想外の追加利上げを行い、市場を驚かせました。
政策金利は4.75%に。
6日に利上げを行ったRBAオーストラリアも同様に据置、様子見後の追加利上げを行っています。
アメリカでも同様のことが起きるのではないか、というセンチメントが起きてる可能性も考えられます。

個別株材料

・バイオジェン(BIIB)
FDAがエーザイとの共同開発した、アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」(レケンビ)について、米国承認へ向け障害になるものはないとする文書を発表。
一貫して良好な治療効果を示していると発表。明日金曜日にFDAは使用を支持するかどうか諮問委員会の投票にかけられる予定ですが、かなり前向き。完全承認へ期待

半導体のマーベルテクノロジー(MRVL)、アマゾン(AMZN)の第二世代人工知能推論ASICチップを受注報道
マーベルは、生成AIへの期待でエヌビディアとともに決算で30%以上上昇していました。今回アマゾンから2023年後半に委託設計を開始し、TSMCの5ナノメートルで来年生産開始方針。

・テスラ(TSLA)9日続伸。モデル3の税務控除適用
テスラは実は9日続伸しています。
モデル3がアメリカの財務省の設定するバッテリー調達の新基準から、7,500ドルを最高とする税額控除が適用できるようになったと発表。
現在、税額控除の対象となる電気自動車EV
GMゼネラルモーターズ(GM)・フォード(F)・フォルクスワーゲンのモデルとあわせて全22車種に。
またマスク氏はモンゴル政府オヨーンエルデネ首相とのオンライン会談を実施。

来週のCPI・PPIという物価指標、そしてFOMC、さらにメジャーSQというイベントがたくさんの前で確定売りも出やすくなっています、
一方でソフトランディングへの期待も高まってきているようにも見受けられます。
勢い良く上昇した分、調整もあってしかるべきですが、その後下げ渋り買い戻しの資金がしっかり入ってくるか。
セクターチェンジがあるのかも気を遣いながら臨みたいですね。


追記
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