見出し画像

独りのお昼やすみ

いつも一緒にお昼を食べてるお友達の部署が、今日から突然に
「感染予防のため、昼食はひとりでとること」という決まりになって驚いた本日でした。

待ち合わせしてたらその彼女が現れて、突然そんな発表をするものだから
しかたがない、あっちとこっちの二手に分かれて、それぞれのお昼休みを過ごすことになったのでした。
彼女は、どこかに食べに行ったようだけど、私は節約のためにコンビニへ。

それにしたって、会社の人がいくお店なんて限られてるんだから、そこで知り合いと偶然会ってしまうことだってあるでしょうに。
今までだって、実際あったし。
そこで、目と目で気まずく挨拶しつつ、無言を貫くんだろうか。
無言も何だから、Lineで会話するとか。
こんな時のために、手話の勉強でもするか。
外に行かない場合は、自分の席で食べることになるけれど、隣の席の人も自席で食べるとなれば、知り合いと隣り合って食事することになるんだけど
いったい、この「独りで」には、どこまでの意味があるんだろう。

まあ、そんな感じのお友達の部署を心の中で笑いながら、サンドイッチを買って会社に戻りました。
本当は自分の席以外が良かったけれど、適当な場所がなかったので
自席で、これから仕事するみたいにPCに向かっていたら(本当は、PCの席で飲食はダメなんですけどね。ふつう)、なんと上司に呼ばれて仕事の話しをされましてですね。
は?今、お昼休みで、わたし昼食を頂こうとしてたんですけど。
お昼休みは時給が発生しないんですがね(怒)

ちょっと不愉快な気持ちになりましたので、すぐさま食事を片付けて、外に散歩に出ることに。
会社は、都内でも悪名高い繁華街にほど近い場所にあります。
中心部とは逆方向に向かうとラブホテル街があるのですが、今日はそちらへ歩いてみました。

すると、そんな場所にもマンションがあるんですね。
大規模な商業施設も兼ねたマンションは分かる気もしますが、その辺によくあるような中規模マンションですよ。
どんな人が、どんないきさつがあって、こんな街に住んでるんだろう?
そして、どんな生活をしているんだろう・・・。
きっと、複雑な人生を生き抜いてきた、身寄りのない元水商売のお婆さんだよね。
あるいは、オカマ。

なんて勝手な妄想をしながら歩いていると、あっという間にお昼休みの終わる時間がきて、会社へと戻ったのでした。
まあ、独りだったとしても、こんな過ごし方ならたまにはいいかな。
いや、あくまでも「たまには」ですけどね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?