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東京着物ショー、初体験!

着物に興味をもって、3年目でしょうか?

Instagramなどで、この東京着物ショーという一大プロジェクトをしり、いつか行ってみたいなーと思ってました。

なので、着付けの先生をお誘いしてデート♡してきました。

みなさんは着物、と聞いてどんなことをイメージします?
ワタシは、着物の着付けを習うちょっと前に、表千家のお稽古を体験していたので、お茶とお着物が、同じ世界線でした。だからそっちに憧れ!

それがね、近所のお友達で、とっても可愛い着付けを楽しんでる人がいて、ハロウィンやクリスマスを取り入れてたり、推し活仕様にアレンジしたりとか。
その彼女の楽しそうな着付けも憧れ!

で、とっても自由なスタイリングをするリサイクル着物屋さんと出会い、そっちも憧れ!

Instagramはじめたら、古典着物をイマドキ風にデコって着てる人もいて、いやん、憧れ!

お金に糸目つけずに、自分がいいと思った着物を集めてる方の暮らしも憧れ!


大好きなアフリカンファブリックを、着物に仕立ててる方の作品もチェックしてて、そっちも憧れ!!


つまり、着物迷子ってことでして。あはは。

方向性が定まらないなりに、紬が好きだなあ。
草木染めが好きなんだなぁ。
民藝ワールド大好きだもんなぁ。
と、自分の好きを探すのも楽しくて、着物沼の入口に立ち尽くしておりました。

で、今日は、先生に教わりながら、1日まるまる着物三昧だったわけですが、
普段は、呉服屋さんじゃないと入れないお店が、門戸を開いてくれてたりもする特別な日@人形町。
西陣織の帯を、じーーっくりと鑑賞させて頂きました。先生と一緒でなければ、きっと敷居が高すぎて入れなかった。

美術商の最初の修行は、ホンモノを見続けることだ、ってなんかの小説にあったけど、
着物もですなぁ、という体験をしました。

織物、すげー。
ほんとこんな感想で、恥ずかしいけど、
西陣織すげー。

美しいってこういうことね。
美しいものには、オーラがあるよね。
自分が買えるとは到底思えない金額(普通に7桁)ばかりを見せていただいてるうちに、目が超えた!
金額にも、ある種の麻痺がおきた。
さっき、仕立て上がりの、38000円の浴衣を買うかどうか悩んでたけど、いま、欲しくなっちゃうって言ってる帯ったら80万で、あら、お手頃とか思ってるよ?

そんな異次元な体験でもありました。

金額はさておき、ほんっとに、美しかった。
世界に誇りたい西陣織でした。

こんなの織れるの、世界で、日本だけじゃない?
ほんっとにスゴいんだけど?
描くより細かく織ってある!

ほんとにひたすらに美しい✨
いつか、西陣織の袋帯を買う。
これが大きな大きな夢になりました。


で、そこの織物屋さんに自分の住所とか、書いてきちゃったもんね。
身の程知らずなことかもしれないけど、そんなこと気にしても、と開き直ってきました。


そして、プロは優しいのよ。
ほんとーのプロは、素人に優しい。

お恥ずかしいけど、なーんにも知らないです、って言いながらいたんですが、
それならぜひ、たっぷり見ていってください。知ってください。といって、とーーーっても丁寧に教えてくれた。

服部織物さん。ほんっとにありがとうございました。

いつもは本店の京都に秘蔵してあるという美術品としての帯や織物の特別展示があって、東京では初の公開だったそう。
その美しさといったら。。。

技術の結晶。職人技の究極。
もう、あたしにゃ言語化しきれんわ。

ルーブル美術館とかに展示してもいいんじゃん?って思ったもんね。

にほん、すげー。

職人さんの高齢化、減少、着物離れ、はずっと聞いてます。
着物警察がいるとか、敷居が高いとか、手入れがめんどくさいとか、着られないとか、
ま、マイナスなこともよく聞きます。
でも、この着物にしかない美の世界が、ずっと守られるといいな。
改めてそんなことを考えた1日でもありました。

(と言いつつ、珍しく手ぶらで帰宅。家族に驚かれたのでした。)


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